哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

BlogPet

はてなの新サービス、BlogPetを住まわせてみました(左カラム)。産声は「プルーストー!」。◇はてなダイアリー日記 > blogpetモジュールの公開についてhttp://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20050624/1119589082

Webちくま

いままで気がつかなかったが、おもしろい連載がいくつもある。侮り難しWebちくま。とくに立岩真也氏の新連載。 立岩真也「よい死」、Webちくまhttp://www.chikumashobo.co.jp/web/yoishi/index.html 藤森照信氏の連載も。 藤森照信「フジモリ教授の建築史入…

マルクスの学位論文

これもついに出ました。 カール・マルクス『マルクス・コレクションI』中山元、三島憲一、徳永恂、村岡晋一訳、筑摩書房、2005 マルクス・コレクションI作者: カール・マルクス出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/06/24メディア: 単行本購入: 2人 クリッ…

可塑性と柔軟性

カトリーヌ・マラブー『わたしたちの脳をどうするか――ニューロサイエンスとグローバル資本主義』桑田光平、増田文一朗訳、春秋社、2005 わたしたちの脳をどうするか―ニューロサイエンスとグローバル資本主義作者: カトリーヌマラブー,Catherine Malabou,桑田…

在日・女性・民族

李順愛(イ・スネ/1953- )氏の著作を2点。ちなみに、上野千鶴子氏は李順愛氏の『二世の起源と「戦後思想」』のなかで鈴木道彦氏を「発見」したのだとのこと(先日のエントリー「プルーストと在日」参照)。 李順愛『二世の起源と「戦後思想」――在日・女性・…

デザイン変更

右カラムにあるとおり、拙ブログの記事のうち、おおまかに内容が固まっていて、かつ今後も記事が追加されそうな見出しを「連載」という名前で括りだしてみました。本来は「連載」だって「目次」の一部であることを考えると明白なカテゴリー・ミステイクであ…

哲学への寄与

マルティン・ハイデッガー『哲学への寄与論稿(性起から〔性起について〕)』大橋良介、秋富克哉、ハルムート・ブフナー訳、ハイデッガー全集65 創文社、1995 哲学への寄与論稿-性起から(性起について)- ハイデッガー全集 第65巻作者: ハイデッガー,辻村公一…

他者自己

たぶんこっちだったような気がするの。他者のような自己自身 (叢書・ウニベルシタス)作者: ポールリクール,Paul Ricoeur,久米博出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1996/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る――日曜社会学>出不ろぐ de…

クロマティ激怒

まさかほんとにこうなるとは... 映画公開に待った 人気マンガ「クロマティ高校」 クロマティさん「名前使うな」 七月に公開予定の映画「魁(さきがけ)!!クロマティ高校THE★MOVIE」のタイトルに勝手に名前が使われているなどとして、プロ野球元巨…

俺の話を聞け!(©横山剣)

仲正昌樹氏の新刊。 仲正昌樹『なぜ「話」は通じないのか――コミュニケーションの不自由論』晶文社、2005 なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2005/06/25メディア: 単行本購入: 1人 クリッ…

文学的なるものと人間的なるもの

今日届いた本。 白楽晴『白楽晴評論選集 I――「文学的なるものと人間的なるもの」その他』李順愛編訳・解説、同時代社、1992 白楽晴『白楽晴評論選集 II――D・H・ロレンス研究を中心として』李順愛編訳・解説、同時代社、1993 白楽晴(ペクナクチョン)評論選集…

西周と日本の近代

学姉が本を送ってくれた。 島根県立大学西周研究会『西周と日本の近代』ぺりかん社、2005 西周と日本の近代作者: 島根県立大学西周研究会出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 2005/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を…

プルーストと在日

上野千鶴子、鈴木道彦「対談 プルーストと〈在日〉のあいだ」、『青春と読書』2005年5月号、集英社 いまさら5月号の話もないだろうということかもしれないが、昨日部屋を片付け中にたまたま発見し、読みふけってしまった。プルースト『失われた時を求めて』…

隠匿と露出

今日届いた本。 Thomas Nagel, Concealment and Exposure & Other Essays, Oxford University Press, 2002 Concealment And Exposure: And Other Essays作者: Thomas Nagel出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 2004/10/14メディア: ペ…

マ散歩

野川まで小一時間。暑い。 干上がる野川。 鼻先をカーテンの外に出せば少しは涼しいやも知れぬというマなりの工夫。◇哲劇メモ > マhttp://d.hatena.ne.jp/clinamen/searchdiary?word=%2a%5b%a5%de%5d

つまらない*

※「*」はワイルドカード=不特定の文字や文字列であることを示す記号。コンピューターで、検索などに用いる。(『大辞林』三省堂)今日も暑かった。涼しくなるのを待ってマ散歩にでかける。機嫌よくマ散歩中に携帯電話が鳴った。珍しい。出てみると、近所の…

リング

中2の夏だったと思う。不良のNくんCくんと3人でバスフィッシングに出かけた。バスフィッシングとは、ブラックバスという魚をルアーと呼ばれる疑似餌で釣ること。われわれはブラックバスを求め、しばしば隣県のY池までチャリンコを飛ばしたのである(詳しくは…

小説家兼哲学者

アイリス・マードック『善の至高性――プラトニズムの視点から』菅豊彦、小林信行訳、九州大学出版会、1992 善の至高性―プラトニズムの視点から作者: アイリスマードック,Iris Murdoch,菅豊彦,小林信行出版社/メーカー: 九州大学出版会発売日: 1992/05メディア…

在庫僅少本

ジュンク堂新宿店の「岩波文庫在庫僅少本」コーナーで下記の2冊を入手。 ダーウィン『人及び動物の表情について』浜中浜太郎訳、岩波文庫、1931 人及び動物の表情について (岩波文庫)作者: ダーウィン,浜中浜太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/01メ…

失語の一歩手前でふみとどまろうとする意志

講談社文芸文庫から『石原吉郎詩文集』が刊行された。 石原吉郎『石原吉郎詩文集』講談社文芸文庫、2005 石原吉郎詩文集 (講談社文芸文庫)作者: 石原吉郎,佐々木幹郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/11メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 26回この商…

『社会研究の哲学』読書会

9時半(!)〜@池袋 John Hughes and Wes Sharrock, The Philosophy of Social Research (Third Edition), Longman, 1997 The Philosophy of Social Research (Longman Social Research Series)作者: John A. Hughes,W. W. Sharrock出版社/メーカー: Routle…

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まるで魅入られたかのようにひとびとが繰り返しそこに立ち戻って来る命題――私はそういう命題を哲学の言語から消してしまいたいのだ。 ――ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『確実性の問題』第31節、菅豊彦訳、ウィトゲンシュタイン全集9、大修館書店、1975

はじめてのツーリング

わたしがはじめてツーリングをしたのは前世紀末の199x年のこと。ここでツーリングとは、「単車で遠出をすること」という程度の意味。単車を手に入れて間もないころ、一通のメールを受け取った。メールの主はAさんとしておこう。そこには簡単な自己紹介と、ツ…

'Round Midnight

訳文のブラッシュアップ作業。 *-*久しぶりにマイルス・デイヴィスを聴きながら仕事をする真昼間。 Miles Davis, 'Round About Midnight, 1955Round About Midnightアーティスト: Miles Davis出版社/メーカー: Sony発売日: 2001/04/18メディア: CD購入: 4人 …

「説明」「理解」「解釈」――リクールとローティ

「説明と理解」つづき。 リクール ポール・リクール「説明と了解」久米博訳、『解釈の革新』久米博、清水誠、久重忠夫訳、白水社、2005 解釈の革新作者: ポール・リクール,久米博,清水誠,久重忠夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/06/01メディア: 単行本…

今日の熊

無気力。

実践の論理

マイケル・リンチ「エスノメソドロジーと実践の論理」椎野信雄訳、『社会学理論の〈可能性〉を読む』情況出版、2001 社会学理論の“可能性”を読む作者: 情況出版編集部出版社/メーカー: 情況出版発売日: 2001/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この…

マ散歩

雨がやんだので近所をひとまわり。帰宅後マシャンプー。写真は道中出会ったネ×2。

「説明」「理解」――ウリクト

※[概念]=「根本諸概念(仮」なる構想下にメモを集積する予定。その作業用のカテゴリー。 *-* G・H・フォン・ウリクト『説明と理解』丸山高司、木岡伸夫訳、産業図書、1984http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0001003289 やっと2周目が完了。まったく…

シャープペンシル

新調。 くっきり、すらすら、ガンガン書けるタフなシャープ! 芯径0.9mm/B2、全長30mmの回転式大型消しゴム(!)つき。◇ぺんてる TUFF 0.9(XQE9-A)http://www.sezax-dp.gr.jp/telesiteolcgi/ts.cgi?tsurl=0-0.47.XQE9-A.0.0