随想
雑誌『現代思想』に随筆を寄稿しました。 吉川浩満「私の恐竜」、『現代思想 総特集*恐竜 古生物研究最前線』2017年8月臨時増刊号、青土社 現代思想 2017年8月臨時増刊号 総特集◎恐竜 ―古生物研究最前線―作者: 小林快次,佐藤たまき,富田幸光,土屋健,倉谷滋,…
私がエッセイを寄稿した刊行物のご紹介です。 吉川浩満「部室とメイデンと私」、河出書房新社編集部『文藝別冊 アイアン・メイデン──悠久のヘヴィ・メタル叙事詩』河出書房新社、2016/04 アイアン・メイデン: 悠久のヘヴィ・メタル叙事詩作者: 河出書房新社…
詩と批評の雑誌『子午線 原理・形態・批評』にエッセイを寄稿しました。 吉川浩満「フロイト革命の帰趨──合理性のマトリックスとロボットの叛逆」、『子午線』Vol.4、書肆子午線、2016/1 http://shoshi-shigosen.co.jp/books/shigosen4/shoshi-shigosen.co.j…
河出書房新社の書き下ろしシリーズ〈14歳の世渡り術〉、最新作のテーマはマンガです。私もとっておきの作品についてエッセイを寄稿しました。題して「ギャグとダンドリと私」。 吉川浩満「ギャグとダンドリと私――泉昌之『ダンドリくん』」、河出書房新社編集…
雑誌『現代思想』に随筆を寄稿しました。「見田宗介と私」風のメモワールです。 吉川浩満「大人の青年――見田宗介についての覚え書き」、『現代思想 総特集*見田宗介=真木悠介――未来の社会学のために』2016年1月臨時増刊号、青土社 現代思想 2016年1月臨時…
ウェブ版『WIRED』誌の「INNOVATION INSIGHTS」に寄稿しました。ギルバート・ライルの包丁でイノヴェーション論を三枚におろすエッセイ。イノヴェーションそのものには1ミリも役に立たないと思いますが、ご笑覧ください。 吉川浩満「イノヴェイションについ…
以前、拙ブログでも紹介した読書会についてのエッセイ(『大学出版』)のPDF版が公開されました。どなたでも無料でご覧になれます。よかったらどうぞ。 吉川浩満「古くて新しい読書会」、『大学出版』第103号(2015年夏号)、大学出版部協会、2015/7http://w…
文芸誌『文學界』最新号は、話題の新芥川賞作家・又吉直樹、羽田圭介の特集、戦後70年企画第2弾「戦火は遠からず」での二階堂ふみインタビュー&グラビアなど、読み応えある内容。 表紙は柳智之「島尾敏雄」。夏ですね。同号に拙文が掲載されました。「エセ…
読書会、あゝ読書会、読書会。さいきん妙に縁があります。先月は日本最大の読書会コミュニティ・猫町倶楽部さんのところに、課題図書『理不尽な進化』の著者ゲストとしてお邪魔してきました。とても楽しかったです。読書会に興味はあるし参加してみたいけど…
文芸誌『小説すばる』の連載コラム「Oh! マイアイドル」にエッセイを寄稿しました。ピンク・レディーのミーさんと私がかつて結んだ秘められた関係について綴った小品です。ちょっぴり下品な内容で失礼いたします(でも、それほどではありません)。気が向い…
※ザ・インタビューズより転載。サービスの人気が下火になったころに回答して申し訳ありません。わたしの人格や思想の形成に大きく作用した人物ってことですよね。とくにこれといった人物は思い当たりません。親などからは多大な影響を受けているはずなのです…
※ザ・インタビューズより転載。1990年の4月、大学生になったときに学校(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)のワークステーションを介して出会いました。当時、ウェブはまだこの世に存在しておらず、ニュースグループや電子メールがおもな用途でした。レポー…
※ザ・インタビューズより転載。もし物書きをしていなかったら、その直前まで勤務していたインターネットの会社(ヤフー)で、いまでも働いていたかもしれません。でも、そもそもしんどくなってヤフーを辞めたわけなので、いまの物書き仕事がなければ、はたし…
※ザ・インタビューズより転載。朝日出版社第二編集部ブログにて連載中の『理不尽な進化』は、進化論を題材にしたエッセイです。昔から進化論/進化学にかんする読み物が好きでたくさんの刺激を受けてきましたが、下手の横好きを通していくうちに、われわれ(…
via 相棒・山本貴光のエントリー(「書籍を巡る物質と記憶のモンダイ 1」)そうそう。ぼくにとって紙の本は一種のプッシュ・メディア(懐かしいコトバ*1)なんだよね。本というモノはいったん同居をはじめると、けっこうな押し出し(文字どおり!)で各種の…
第二の卓球人生がはじまったのは2006年の夏。ひょんなことから十数年ぶりに再開したのだった。あれから4年、ほんとうにいろいろあった。今日は、初めて地元の体育館に顔を出してみたときのことを書こう。犬の散歩中に、近所の小学校で人びとが卓球をしている…
卓球場の道場主が中国に一時帰国することになり、なかば無理やりに道場の管理を命じられた。そんなわけで数日前より穴倉のような卓球場で生活している。掃除、洗濯、昼寝、ときどき卓球コーチ。細切れの空き時間には細切れの読書(とiPhoneあそび)。あとも…
愛車ジムニーを駆って甲州街道を鼻歌まじりに気分よく走っていると、後ろからスピーカーの音声が聞こえてきた。振り返ると後ろにパトカー。乗車している警官二人組がこちらをガン見している。「え、ぼくなの?」的なボディーランゲージで尋ねると、「とーぜ…
おしらせが遅れに遅れてしまいましたが、10月15日に配信されたメールマガジン『週刊ビジスタニュース』に小文が掲載されました。久しぶりに仕事(文章を書いてお金を頂戴する)をした気が……。 山本貴光+吉川浩満「貧困と哲学者」、『週刊ビジスタニュース』…
この数日間で、長年ともに暮らしてきた小動物があいついで死んだ。自分の生活能力の著しい減退を感じる。布団の中から這い出すことにすら困難がともなう。いい歳こいて畜生のひとつやふたつくたばったくらいで無用なセンチメンタリズムに惑溺してメソメソし…
DIJ(*)な日々。メチャクチャである。 (*)ドキドキするようないかれた人生©Blankey Jet City気分転換にマッサージでもしてもらおうと、朝から雨の降りしきる近所の商店街に出かけていった。しかし残念ながら、いつもお世話になっているマッサージ師さんは…
超ひさしぶりに卓球をした。さかのぼること十数年前。高校3年生の夏、インターハイ予選(*1)に敗れた時点でぼくは「現役引退」をした。以来、幾度かは温泉卓球のようなものをしたことはあったけれど、打てば響くようにピンポンカンコンとプレーすることはつ…
久しぶりにモッチャンのことを書いてみようと思い立った。モッチャンとは高校時代の同級生。また高校卓球部の仲間でもあった。彼について書くのはこれで3回目になる。前回はいつだったかと調べてみたところ、奇遇にも、今日からちょうど1年前の2005年4月14日…
先日おしらせした「心脳問題ブックフェア」(*1)の様子をコッソリ偵察するべく、三省堂書店神田本店に出かけた。 (*1)哲劇メモ > 心脳問題ブックフェア@三省堂書店神田本店5階http://d.hatena.ne.jp/clinamen/20060409/p1 遠くからフェアの平台を眺めて…
山本貴光+吉川浩満「哲学書翻訳顛末記――噛み砕けないコトバたち/ホンヤクのコンニャク」、『週刊ビジスタニュース』2006.3.22、ソフトバンククリエイティブhttp://www.sbcr.jp/bisista/mail/ 本日配信のメールマガジン『週刊ビジスタニュース』に、ジョン…
散髪をした。ていうか、してもらった(美容師さんに)。行かなきゃ行かなきゃ散髪に(倒置法)と思っていたのだけれど、なかなかなかなか行けなかった。前回切ったのは半年以上前か。いつでも行けたハズなんだけど、ずーっと心のゆとりがなくって、なんだか…
わたしのハイロウズ(*)の活動休止から3か月。甲本ヒロト&真島昌利を中心として彼らの活動を振り返るムックが発売されました。わたしも記事をいくらか書いております。 (*)「わたしのラカン」(©斎藤環)と同用法。 宝島社編『別冊宝島 音楽誌が書かない…
吉川浩満「ザ・ハイロウズにハロー・グッドバイ(補遺)――「ラスト・ライヴ」」、『週刊ビジスタニュース』2005.12.21、ソフトバンククリエイティブhttp://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=2803 本日配信のメールマガジン『週刊ビジスタニュース』…
前オリックス監督の仰木彬氏が死去http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051215-00000016-yom-spoプロ野球の近鉄とオリックスで監督を務めた仰木彬(おおぎ・あきら)さんが15日、福岡県内の病院で死去した。70歳だった。(中略)監督としての通算成績は…
吉川浩満「ロック(再)入門――ザ・ハイロウズにハロー・グッドバイ」、『週刊ビジスタニュース』2005.12.14、ソフトバンククリエイティブhttp://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=2802 わたしのハイロウズ(*)についての拙文が、本日配信のメールマ…