哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

政治

ハマコー@ついったー

すげえ。スターバック。

不敬文学、『源氏物語』

恒例の「本日の朝刊」コーナー(嘘)、今日は『朝日新聞』から。 「不敬文学と呼ばれた昭和10年代――源氏物語 あちこち「削ル」」、『朝日新聞』朝刊、2006年5月31日 1939〜1941年(昭和14〜16年)に刊行された『潤一郎訳源氏物語』(「旧訳」)の成立過程。…

第○回――『明六雑誌』第一號、読了

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。第何回か忘れてしまった。 西村茂樹「開花の度に因て改文字を発すべきの論」、『明六雑誌』上巻、岩波文庫、1999 明六雑誌 (上) (岩波文庫)作者: 山室信一,中野目徹出版社/メーカー: 岩波書店…

ピルはなぜ歓迎されないのか

松本彩子『ピルはなぜ歓迎されないのか』勁草書房、2005 ピルはなぜ歓迎されないのか作者: 松本彩子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2005/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (16件) を見るアンチピルの傾向はなぜ生じたのか…

大審問官スターリン

『磔のロシア――スターリンと芸術家たち』『熱狂とユーフォーリア――スターリン学のための序章』につづく、亀山郁夫氏のスターリノロジー最新刊。 亀山郁夫『大審問官スターリン』小学館、2006 大審問官スターリン作者: 亀山郁夫出版社/メーカー: 小学館発売日…

アナ☆ボル

昨年出た本ですが。 大杉栄、山川均『アナ・ボル論争』大窪一志編集・解説、同時代社、2005 アナ・ボル論争作者: 大杉栄,山川均,大窪一志出版社/メーカー: 同時代社発売日: 2005/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る本書は…

第9回――明六社と『明六雑誌』

※「明治賢人研究会」は、武蔵野人文資源研究所の公式分科会です。 『明六雑誌』上巻、岩波文庫、1999 明六雑誌 (上) (岩波文庫)作者: 山室信一,中野目徹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/05/17メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (9件…

東アジアにおける法・歴史・暴力

シンポジウム「東アジアにおける法・歴史・暴力」http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/forthcoming.html 日時:2006年1月6日(金)13:00-17:00/1月7日(土)9:00-17:20/1月8日(日)9:00-17:00場所:東京大学大学院数理科学研究棟・大講義室主催:東京大学21世紀C…

「暴力論争書」第一弾@月曜社

サミュエル・ウェーバー『破壊と拡散』野内聡訳、月曜社、2005 破壊と拡散 (暴力論叢書 1)作者: サミュエルウェーバー,野内聡出版社/メーカー: 月曜社発売日: 2005/11/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 月曜社の…

戦略書徹底ガイド

いただきもの。 有坪民雄、守屋淳『最強! 戦略書徹底ガイド』ソフトバンククリエイティブ、2005 最強!戦略書徹底ガイド作者: 有坪民雄,守屋淳出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見…

Ugly Images of Asian Rivals Become Best Sellers in Japan

『New York Times』記事。お知らせ(兼モーニングコール)ありがとう。>S川くん "Ugly Images of Asian Rivals Become Best Sellers in Japan", New York Times, November 19, 2005http://www.nytimes.com/2005/11/19/international/asia/19comics.html?pag…

リベラリズムとポピュリズム/ネオリベラリズム

12月の新宿セミナー@kinokuniya情報。 『波状言論S改』刊行記念トークセッション「ゼロ年代の批評の地平――リベラリズムとポピュリズム/ネオリベラリズム」(第28回新宿セミナー@kinokuniya)講師:東浩紀/北田暁大/斎藤環/山本一郎(切込隊長)日時:2…

15の夜@バグダッド

イラク戦争時に湾岸戦争時の作品を読む。 加藤典洋「聖戦日記」(文明季評'91春)、『中央公論』文芸特集、中央公論社、1991 批評家・加藤典洋氏の創作である。初出時(1991年春)には素通りしてしまったのだが、ある方のご好意によって再会することになった…

火炎瓶からろうそくへ

玄武岩「継続する市民革命――玄武岩氏に聞く『韓国のデジタル・デモクラシー』」、『図書新聞』第2740号(2005年9月3日号)、図書新聞 副題は「「火炎瓶からろうそくへ」と変化する韓国民主化闘争の現在」。『韓国のデジタル・デモクラシー』を上梓したばかり…

季刊『インターコミュニケーション』(Autumn 2005)

特集は「戦後60年 戦争と平和のメディア――歴史・記憶・表象の動態」。 『InterCommunication』特集*戦後60年 戦争と平和のメディア――歴史・記憶・表象の動態、Autumn 2005(no.54)、NTT出版http://www.ntticc.or.jp/Publication/Icm/index_j.html 冒頭のカ…

ロンドン同時多発テロ

◇Yahoo!ニュース > 海外トピックス > ロンドン同時多発テロhttp://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/london_blasts/◇朝日新聞 > ニュース特集 > ロンドン同時多発テロhttp://www2.asahi.com/special/050707/◇外務省 > ロンドンにおける爆発事件http://www.mof…

サパティスタ

サパティスタ(サパティスタ民族解放軍/Ejército Zapatista de Liberación Nacional/EZLN)とは、メキシコ政府にたいして抵抗運動――独立、自由、民主、平和、仕事、土地、住居、食糧、健康、教育を求めて――を展開する先住民組織。1994年1月1日、北米自由貿…

在日・女性・民族

李順愛(イ・スネ/1953- )氏の著作を2点。ちなみに、上野千鶴子氏は李順愛氏の『二世の起源と「戦後思想」』のなかで鈴木道彦氏を「発見」したのだとのこと(先日のエントリー「プルーストと在日」参照)。 李順愛『二世の起源と「戦後思想」――在日・女性・…

トマス・ネーゲル

友人から下記の論文をご教示いただく。『コウモリであるとはどのようなことか』のトマス・ネーゲル氏がいまどんなことを考えているのか知りたいと思っていたところだった。ありがたい。 Thomas Nagel, "The Problem of Global Justice," Philosophy & Public…

文芸誌、総合誌

今日もの凄い勢いで立ち読みした雑誌記事を数点。 『新潮』2005年7月号、新潮社 蓮實重彦「「赤」の誘惑――フィクションをめぐるソウルでの考察」 本年5月にソウルで開催された第2回「世界文学フォーラム」において読み上げられた英文テキストの日本語訳。「…