哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

2003-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読書と鼻汁

インフルエンザで倒れ一週間を棒に振ってしまった。眠れないまま布団の中で唸っているのもなかなかつらい。こうしてはいられない。苦しみながらもなにか本を読もうと手にとったのが、(哲劇では)おなじみのエピクテトス『人生談義』(岩波文庫)。すると、…

フロートとNCC(Neural Correlate of Consciousness)

八雲出とのミーティングのために単車で出かけた。ミーティングと言っても実際は法螺の吹きあいや四方山話をするに過ぎないのだが、これは哲劇のもっとも重要な活動だ。道の途中で給油をしようとスタンドに立ち寄ったところ、店員から「何か漏れていますよ」…

会社はいろいろ、管理もいろいろ、訓練だっていろいろ、咲き乱れるの

複数の会社を渡り歩いてみると、(当然のことながら)管理と訓練の様態や程度もそれぞれ違っておもしろい。経験したなかで、いちばん「なっていない」会社は、こんな風だった。管理する側(経営者、管理職)は立場上、会社の業績や経済の動向などを引き合い…