他者自己
たぶんこっちだったような気がするの。
――日曜社会学>出不ろぐ de√Blog(20050629)
- 作者: ポールリクール,Paul Ricoeur,久米博
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1996/06
- メディア: 単行本
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書店で実物を見てきました。おもに「第3研究 行為者なき行動の意味論」「第4研究 行動から行為者へ」のなかで、アンスコム‐デイヴィドソンの行為論の検討がなされている模様。
『意志的なものと非意志的なもの』(第1部/邦訳全3巻)は1950年刊行だから、アンスコムの議論(Intention, 1957)には言及していない可能性が高いですね(未調査)。
ちなみに下は全体の目次。
序言 自己性の問題
第1研究 「人物」と同定的指示――意味論的アプローチ
第2研究 言表行為と語る主体――語用論的アプローチ
第3研究 行為者なき行動の意味論
第4研究 行動から行為者へ
第5研究 人格的自己同一性と物語的自己同一性
第6研究 自己と物語的自己同一性
第7研究 自己と倫理的目標
第8研究 自己と道徳的規範
第9研究 自己と実践的知恵――確信
第10研究 いかなる存在論をめざして
◇Paul Ricoeur - Pensiero(佐藤啓介氏)内。
http://www.h7.dion.ne.jp/~pensiero/database/ricoeur.html