哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

火炎瓶からろうそくへ

副題は「「火炎瓶からろうそくへ」と変化する韓国民主化闘争の現在」。『韓国のデジタル・デモクラシー』を上梓したばかりの玄武岩氏に編集部の小山晃氏がインタビューする。韓国における「ネットと政治」のつながりが、日本におけるそれとは大いに異なっているようで、その点がたいへん興味深い。考えてみれば、韓国では1990年代初頭まで「軍部独裁」的政治が脈々とつづいてきたのである(形式上は1987年に国民による直接選挙が行われた)。韓国における「民主化」運動はつい最近はじまったばかりであり、その状況とネットの普及が結びついたのである。

土曜日には次の号(しかも拙文収録。後ほどおしらせします)が出てしまうので、興味をもった人は書店に急げ!

詳しくは玄氏の作品で。

韓国のデジタル・デモクラシー (集英社新書)

韓国のデジタル・デモクラシー (集英社新書)

しかし、いい名前だなぁ。「火山岩の一。暗灰色または黒色の緻密(ちみつ)な岩石で、斑晶は斜長石・橄欖(かんらん)石・輝石など。柱状節理をもつものが多い。最も多量に存在する火山岩。名は兵庫県玄武洞に由来」(cf.『大辞泉』)