哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

来るべき書物

トルストイとドストエフスキー

『トルストイとドストエフスキー――最初の神/最後の神』 [来るべき書物](*) 作品と生の対立/作品における生の対立 最初の神/最後の神 懐疑主義のエンジン/相対主義のエンジン 健康の病い/病いの健康 悲劇/喜劇 (*)[来るべき書物]=「こんな本が書け…

心の旅路3部作(*)

『かしこくなるとはどういうことか』 [来るべき書物] 『言うことと、なにも言わないこと』 [同上] 『「である」と「べき」と「かのように」』 [同上]『かしこく』では知(識)を、『言う言わない』では言葉を、『であるべきかのように』では(いわゆる)倫理…

袋小路論

『袋小路論――「ある種の知的な気分」の回路基板』 [来るべき書物] (or『かしこくなるとはどういうことか――「知ること」の袋小路』) 「ある種の知的な気分」(ライル) 「ある種の知的な気分」から「哲学」へ わたしたちはみな実践的哲学者である それどこ…

ふたつの種族

『ふたつの種族――レーヴィとフランクル』 [来るべき書物] 善意の人間とそうでない人間――フランクル 溺れるものと救われるもの――レーヴィプリーモ・レーヴィとヴィクトール・フランクルによる、ふたつの「ふたつの種族」論。 すなわちある人間が収容所の看視…

問題論

『問題論――哲学的、あまりに哲学的』 [来るべき書物] 問題はそれが適切に記述(定式化)された時点で終わる(解決ではなく)。しかし解答のない問題は問題ではない。問題を定式化すること(=哲学)は、解答を与えないのであるから、いってみれば詮無いこと…

ウィトゲンシュタイン

『ウィトゲンシュタイン――ビルドゥングス・ロマン』 [来るべき書物] ウィトゲンシュタインの歩みを、「ある種の知的な気分」(©ギルバート・ライル)のアンチ・ビルドゥングス・ロマンとして描く。 『論考』が「批判的に乗り越え」られて『探究』が成ったの…

非‐知としてのテクノロジー

『非‐知としてのテクノロジー』 [来るべき書物] 20世紀の科学哲学が大きな成果を残した、「自然科学の認識論的な地位の画定」には興味がなくなってしまった(もちろん、それが重要でないと考えているわけではない)。 いま考えてみたいのは、技術(テクノロ…

哲学のアスペクト

『哲学のアスペクト――ウィトゲンシュタイン/ドゥルーズ』 [来るべき書物] 潜ることと泳ぐこと。

思考実験

『思考実験――その意義と功績』 [来るべき書物] [TE]は、筆者の好きな「思考実験」(Thought Experiment/Gedankenexperiment)についてのスレです(スレじゃないが)。古今の哲学者・科学者たちが提出してきた思考実験を筆者の好みにしたがって紹介(順不同…

趣味について

『趣味について』 [来るべき書物] 趣味判断と倫理――その条件が問われる/問われない趣味判断 飯―薬―麻薬のスペクトラム――連続的だが異なる3種の享受 対象aと享楽――象徴界/想像界/現実界

哲学以前

◆『哲学以前』 [来るべき書物] 問題/事情/方法 想像/思考/論証

来るべき書物3冊

◆『哲学の劇場――法廷から演劇へ』 [来るべき書物] ◆『趣味の起源――判断力批判』 [来るべき書物] ◆『男性問題――オヤジから遠く離れて』 [来るべき書物] via 哲劇ミーティング

ストアのおしえ

◆『ストアのおしえ』 [来るべき書物] 民の悩みにエピクテートスがこたえる人生相談集。

絶滅の意味論

◆『絶滅の意味論』 [来るべき書物] 進化生物学における「絶滅」概念の検討を思い立ってから、かなりの年月が経過してしまった。そろそろまとめなければ。