マー! アー! ディダッ!
なんだか急にRun-D.M.C.の「Walk This Way」が聴きたくなり、部屋の中とハードディスクの中を探し回ったんだけど、Aerosmithのしか見つからない! それどころかRun-D.M.C.が1枚もないじゃないか。
こんな惨状に見て見ぬふりを決め込んでよいものか。良心の呵責を感じ、彼らの初期アルバム3枚――『RUN DMC』『キング・オブ・ロック』『レイジング・ヘル』――を借りてきた。
「ユー・トーク・トゥー・マッチ」「キング・オブ・ロック」「ウォーク・ディス・ウェイ」「マイ・アディダス」「ピーター・パイパー」「ユー・ビー・イリン」……原始的なスクラッチ、それにいまになってようやく味わう音の隙間。ああ、汚れた心が洗われるようだ。
いちばん思い出深いアルバム『レイジング・ヘル』のクレジットを見てみると1986年リリースとのこと。14歳。モロに中二。そういえば最初に出会った『レイジング・ヘル』からさかのぼって『キング・オブ・ロック』、それに『RUN DMC』という順番でぼくはRun-D.M.C.を聴いたのだった。かっこよかったなぁ。12インチ・シングルも買ったし、アディダスも買ったなぁ。買ったはいいけど靴紐なしでどうやって歩くかわからなかったなぁ。ラップも、
マー! アー! ディダッ!
のところしかできなかったなぁ(「マイ・アディダス」)。英語だし(*)。
レイジング・ヘル効果なのか知らないが、22時就寝〜翌朝4時起床という超健康的な寝起きになった本日。
4時からブックフェアの仕事。その後、某誌への原稿を書こうとしたがなかなかうまくいかない。
マがさして『仁義なき戦い 広島死闘篇』を再生してみたところ、結局最後まで観てしまうことに... しかしこの広島死闘篇、主役はほとんど北大路欣也と千葉新一。菅原文太は狂言回しにすぎない。なんだか『カムイ伝』みたい。内容は周知のとおりなんど観てもすばらしい。あ、それと梶芽衣子がよかった。
第1作と第5作(『完結篇』)しか持っていなかったので、真ん中の3本――『広島死闘篇』『代理戦争』『頂上作戦』――をRun-D.M.C.といっしょに借りてきたのだった。
さあ、ガタガタゴーで仕事仕事。
- (*)オリジナルのリリックは下記のとおり。
My Adidas
walked through concert doors
and roamed all over coliseum floors
I stepped on stage, at Live Aid
All the people gave and the poor got paid
And out of speakers I did speak
I wore my sneakers but I'm not a sneak
My Adidas cuts the sand of a foreign land
with mic in hand I cold took command
my Adidas and me, close as can be
we make a mean team, my Adidas and me
we get around together, rhyme forever
and we won't be mad when worn in bad weather
My Adidas..
My Adidas..
My Adidas
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◇哲劇メモ > [音楽] - 聴いたディスクや観たライヴ
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