哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

女番長 玉突き遊び


レイトショー。

  • 『女番長 玉突き遊び』(監督:関本郁夫、脚本:松本功、東映京都、1974)
    出演:叶優子、藤山律子、成瀬正孝、衣麻遼子ほか
少年院から出所した今日子はかつての仲間とグループを結成、暴力団と十億円の密輸ダイヤをめぐり、モーターボートやパラシュートを駆使した争奪戦を展開する。昨日もなければ明日もない…ひたすらに今日を生きる女番長・今日子の姿が痛快なシリーズ最終作!

脱力ストーリー。の割には数少ない大切な仲間が3人も死ぬ。合掌。
どこへ行っても奥には金子信雄がいる。
ちょっと気に入った。もいちど観てもいいくらい。

上映中、後方の人が発する音声が気になってしかたがなかった。唸りや叫びとはちがう。でも言葉ではない。

言語まであと一歩! もう少しだ!

という感じ。しかし耳を澄ましていると、途中からしだいにちゃんとした言葉――「おんな同士で殴り合っている」などの描写、「かわいそうだ」などの詠嘆――になっていた。不意に吉本隆明『言語にとって美とはなにか』における「言語起源論」を思い出す。

◇THE 女番長(スケバン)全開ガールズパワー@ラピュタ阿佐ヶ谷
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/sukeban/

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