哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

an・an☆人生を変える本。

雑誌『an・an』で拙著『理不尽な進化』が紹介されました。

多謝!

人生を変える本 - anan No. 2007 | マガジンワールド

マームとジプシー

初登場☆雑誌『アイデア』

本年3月に横浜で開催されたトークイベント「クリティカル・デザイン・スクール」の記録です。

  • 吉川浩満「クリティカル・デザイン・スクール[グラフィック篇]第2回 デザインについて語るとき我々が 語ること」、『アイデア』誠文堂新光社、2016/7

アイデア 2016年 07 月号

アイデア 2016年 07 月号

加島卓さん、永井幸輔さん、石岡良治さんという豪華メンツとともにお邪魔しています。

クリティカル・デザイン・スクール[グラフィック篇]
グラフィックデザインの周辺からグラフィックデザインを再定義してみる

構成:長田年伸
デザイン:加藤賢策(LABORATORIES)

3回にわたって開催されたクリティカル・デザイン・スクールでは,加島卓,永井幸輔,吉川浩満,石岡良治ら,社会学,法律,哲学,表象文化論の各領域の最前線で活躍する講師を招き,それぞれの専門からグラフィックデザインという領域に光をあて,再検討・再構築する視点を探ることに挑戦した。浮かび上がったのは,ネットワーク化とグローバ ル化のなかで,あらゆる事象の全体像をつかむことがいっそう困難になりつつある時代に,グラフィックデザインを批評的に語るための可能性である。これからのグラフィックデザインを我々自身が考え,語り,定義することへの試み。

第1回 東京五輪2020エンブレム騒動以後のグラフィックデザイン
ゲスト:加島卓(社会学),永井幸輔(弁護士/Arts and Law)
第2回 デザインについて語るとき我々が 語ること
ゲスト:吉川浩満(文筆家)
第3回 視覚デザイン「超」講義
ゲスト:石岡良治(表象文化論)

見た目も中身も贅沢な雑誌。

IDEA Magazine | アイデア - 世界のデザイン誌

書評連載第6回☆『KOKKO』

雑誌『KOKKO』での連載書評、第6回目はシンギュラリティ(技術的特異点)についての本。雑誌の発売は6月10日の予定。

  • 吉川浩満「書評 第6回|マレー・シャナハン『シンギュラリティ――人工知能から超知能へ』」、日本国家公務員労働組合連合会『KOKKO』第10号、堀之内出版、2016/6

KOKKO 第10号 | 日本国家公務員労働組合連合会(著/文 他) - 堀之内出版

これまでの歩み。

  1. カフカ『ポケットマスターピース01 カフカ』
  2. アトキンソン『21世紀の不平等』
  3. アレクシエーヴィッチ『チェルノブイリの祈り──未来の物語』
  4. 浅野智彦『「若者」とは誰か――アイデンティティの30年 増補新版』
  5. ヒース『啓蒙思想2.0』

シンギュラリティ:人工知能から超知能へ

シンギュラリティ:人工知能から超知能へ

  • 作者: マレー・シャナハン,ドミニク・チェン,ヨーズン・チェン,パトリック・チェン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (5件) を見る

horinouchi

新刊☆『脳がわかれば心がわかるか』

本が出ます! 本日見本出来、来週あたりには本屋さんに並ぶと思います。

  • 山本貴光+吉川浩満『脳がわかれば心がわかるか――脳科学リテラシー養成講座』太田出版、2016/5

脳がわかれば心がわかるか──脳科学リテラシー養成講座 - 太田出版

2004年に刊行した最初の本『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版社)の増補改訂版です。

はんらんする脳科学・脳情報に振り回されず、「脳の時代」を生き抜くための処方箋を示した、平易かつ本質的なマップ(『心脳問題』2004年、朝日出版社刊)から12年を隔てた増補改訂版。改訂にあたって改題しました。

【著書から|増補改訂版に寄せて】
「旧版刊行から約10年、じつにたくさんのことがありました。本書のテーマである心脳問題をめぐる状況も大きく動いています。
 たとえば、脳科学における知見の蓄積、神経美学や神経経済学といった新分野の興隆、あるいは脳波によってコンピュータを操作するブレイン゠マシン・インターフェイスのような技術の発展は、旧版で論じた問題をさらに先鋭化させています。これまで技術的な限界もあってウヤムヤのままにしてきた諸問題に、私たちはいよいよ直面しつつあるのです。
 それだけではありません。私たちの無意識のバイアス(認知の偏り)を暴きだす行動経済学の知見や、数度目のブレイクスルーを果たしつつある人工知能研究は、脳科学とは別の角度で、私たちの自己認識と社会のあり方を根底から変えつつあります。いまや心脳問題自体が些細な問題となりつつあるのではないかとすら思えるほどです。
 しかし、それは心脳問題の解決を意味しません。本文で確認するとおり、心脳問題は私たちの心と身体をめぐるもっとも根本的な哲学問題であり、これからも何度でも回帰してくるでしょう。見ぬふりを決め込むのでもなければ、このような厄介な問題に対処する方法は多くありません。ひとついつでも有効な手は、問題そのものの性質や条件を、一度は真正面から考え抜いてみることです。たとえ解決はできなくても、理解することが力になります。諸科学の知識と技術によって人間の定義そのものが揺らぎつつある現在、あらためて何が問題であるかを示す里程標として、この増補改訂版を提示する次第です。」
(「増補改訂版へのまえがき」より)

【目次】
増補改訂版へのまえがき
初版まえがき
第1章 脳情報のトリック──カテゴリー・ミステイクとパラドックス
[間奏]頭がよくなる?
第2章 心脳問題の見取図──ジレンマと四つの立場
[間奏]脳研究小史
第3章 心脳問題の核心──アンチノミーと回帰する疑似問題
[間奏]デカルトの神話
第4章 心脳問題と社会──社会と科学、そして生
終章 持続と生──生成する世界へ
補章 心脳問題のその後
作品ガイド
索引
初版あとがき
増補改訂版へのあとがき

ブックデザインとイラストは旧版と同じく有山達也さんとワタナベケンイチさん。今回のリニューアルのために新しくつくりなおしてくれました。旧版とはまったく異なる雰囲気の本になっています。

ぜひお手にとってみてください。

脳がわかれば心がわかるか──脳科学リテラシー養成講座

脳がわかれば心がわかるか

DJセットリスト☆猫町ナイト20160514

20160514@渋谷FLAME TOKYO

  1. My Philosophy (Intro) - Boogie Down Productions
  2. War - Edwin Starr
  3. ふざけるんじゃねえよ - 頭脳警察
  4. Walk Like an Egyptian - The Bangles
  5. traveling - 宇多田ヒカル
  6. When Doves Cry - Prince
  7. 愛はおしゃれじゃない - 岡村靖幸w小出祐介
  8. Psycho Killer - Talking Heads
  9. What a Wonderful World - Joey Ramone


Boogie Down Productions - My Philosophy


"War" by Edwin Starr (Original Video - 1969)


ふざけるんじゃねえよ / 頭脳警察


The Bangles - Walk Like an Egyptian


宇多田ヒカル - traveling


when doves cry-prince & revolution


岡村靖幸 w 小出祐介「愛はおしゃれじゃない」


Talking Heads - PsychoKiller


Joey Ramone - what a wonderful world (WITH LYRICS)