哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)


これ、行ってきます(こちトラ自腹じゃ!)。(資料を送ってくださった未來社Nさん、ありがとうございました。)

プログラムとにらめっこしながら悩む。観たい作品がいくつか同じ時間帯に重なっているので。どうしようか。てか交通手段と宿をはやく決めなければ。やばい。

出先で仕事するためのモバイル環境(ノートパソコン)の整備だけは完璧。部屋でひとりでできるから。それにひきかえ交通や宿の予約はおっくうだなぁ……。

【プログラム概要】2005年10月7日(金)‐13日(木)開催
◆インターナショナル・コンペティション
世界中から長編を対象に募集。950本の応募作品から選ばれた珠玉の15本。“いま”現在の世界が浮かび上がるようなバラエティに富む最先端のドキュメンタリーを紹介。
◆アジア千波万波
日本を含むアジアの新進作家を発掘、応援するプログラム。年を追うごとに大きなうねりとなって押し寄せるアジア各地の潮流を体感できるプログラム。
◆日本に生きるということ――境界からの視線
映画と在日の関わりを中心に、日本映画のみならず海外の視点から描かれた在日に関する作品を50本程度集め、これまで見過ごされてきた在日の映画史を見ていく。
◆私映画から見えるもの スイスと日本の一人称ドキュメンタリー
ニヨンのヴィジョン・デュ・レール映画祭との共同企画。スイスと日本から「セルフ・ドキュメンタリー」を上映、ディスカッションを行う。スイス・フィルムズ、スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団より支援。
雲南映像フォーラム
中国雲南省昆明で開催された雲之南記録映像論壇と東北芸術工科大学・東北文化研究センターの共同企画。現在の民族映像の新しい試みと作家や観客を育成する映画祭や映像教育、映像文化について、上映と討議を行う。
http://www.city.yamagata.yamagata.jp/yidff/2005/2005.html

注目しているのは、インターナショナル・コンペティションのうち数本と、特集上映「日本に生きるということ――境界からの視線」。とくに先日アテネ・フランセで観た『あんにょんキムチ』松江哲明氏による『IDENTITY』(2004)は楽しみ。「在日韓朝中」AV男女優の人びとを追う「韓朝中、在日AVドキュメント」。YIDFFでは初となる「AV作品」の公式上映だそう。

◇every japanese woman cooks her own curry - 松江哲明氏のはてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/matsue/