哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

写真家ブルース・ウェーバー(と犬たち)


ジュンク堂の雑誌コーナーをうろついていたら、写真家ブルース・ウェーバーの姿が目にとまった。もちろんご本人ではなく雑誌の表紙に写っていたのであるが。

マガジンハウスの雑誌『BRUTUS』のようだ。表紙には「写真家ブルース・ウェーバー――犬との生活 ★ALL ABOUT BRUCE WEBER★」とある。

誌名の題字の上にはこんな言葉が。

夢の生活!? 犬、海、別荘、ファッション、サーフィン、映画 etc.

こんなの、なんか忙しそうで、わたしにとっては「夢の生活」でもなんでもない(「犬」を除けば)。しかし、何葉かいい写真が載っていたので買って帰った。

ブルース・ウェーバー(Bruce Weber/1946- )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州グリンズバーグ生まれの写真家、映画作家。有名な仕事としては、カルヴァン・クライン、ラルフ・ローレン、アバクロンビー&フィッチなどのファッションブランド(俺にはなんの関係もないブランドばかりだが)の広告キャンペーンや、いわゆる「セレブ」(マット・ディロンリヴァー・フェニックスケイト・モス)らのポートレイト写真などがある。

映画作品やミュージシャンのPVもつくっている(ちなみに学生時代にはデニソン大学でアートを専攻した後にニューヨーク大学で映画制作を専攻)。トランペット奏者チェット・ベイカーの生涯を描いたドキュメンタリー・フィルム『Let's Get Lost』(1988)など。

レッツ・ゲット・ロスト [VHS]

レッツ・ゲット・ロスト [VHS]

で、9月からは新作映画『トゥルーへの手紙』が公開される。トゥルーというのは、彼がいっしょに暮らしている四匹のゴールデン・レトリーバーの末っ子。ウェーバーがトゥルーに宛てて手紙を書くというような作品(らしい。未見なのでなんともいえない)。シネマライズ(東京・渋谷)、梅田ガーデンシネマ(大阪・梅田)などで上映予定。

犬映画ということなら観てみなければならない。また、同時に写真展も開催される模様。

  • ブルース・ウェバー展「The True Store and Gallery」
期間:2005年9月16日(金)〜10月30日(金)
料金:1,000円(税込)
場所:青山旧紀ノ国屋跡地特設ミュージアム
青山旧紀ノ国屋跡地パーキングに出現するテンポラリー・ミュージアムにて、170点余りの写真作品展示や、短編作品上映、幻の写真集などレア・アイテムのグッズ販売を展開。昨年立ち上げたウェバーの洋服ブランドWEBERBILT日本オンリーショップも!! ドッグランになったCAFEで愛犬とスローライフなひと時を!
http://www.cinemarise.com/cgi-bin/rise_search.cgi?tmpl=detail&year=2005&just1=2005014&exp1=2

「ドッグランになったCAFE」っつっても、マは連れていけない思う。どうせあばれるし。ほかの犬をこわがるし(ビビリ犬なので)。でもせっかくなので人間だけでも行ってみるか。

BRUTUS ONLINE

映画『トゥルーへの手紙』 - Exciteシネマ提供。作品概要など

ブルース・ウェバー展「The True Store and Gallery」 - Exciteシネマ提供。展覧会概要など

シネマライズ - 上映情報など

Bruce Weber - ブルース・ウェーバー公式サイト