哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

消失、発見、失踪、通報


ひきつづき翻訳原稿のブラッシュアップと、新たにいただいた書評記事の構想。

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グレン・グールドのマイナー小品集を聴こうと思ったのだが……ハードディスクのなかをいくら探しても見つからない。『ゴールドベルク変奏曲』(前/後)も、『ベートーヴェン3つのピアノソナタ』も、『リスト編曲によるピアノ版ベートーヴェン』も、さらに『リトル・バッハ・ブック』まで消えてなくなっている。なぜだ。ひょっとしたら、iPodファイルの整理中に、あやまってPCのハードディスクから削除してしまったのかもしれない。というか、そうとしか思えない。ショックだ。

とりあえず身近なところを探したが見つからなかった。けれども、代わりに懐かしいものが発掘された。

  • Various Artists, JUST A BEAT SHOW, major RECORD, 1986

JUST A BEAT SHOW

JUST A BEAT SHOW

1986年3月8日、渋谷屋根裏でのライヴ音源。なにかのお礼にRさんがぼくにくれたものだ。参加アーティストはLA-PPISCH、THE LONDON TIMES, THE BLUE HEARTS、THE JUMPSの4組。ちなみにこの音源でのTHE BLUE HEARTSのドラムは梶くんではなくKENZI & THE TRIPSの佐藤シンイチロウ氏。当時のTHE BLUE HEARTSは例のソノシート「1985」しか出していなかった(はず)。

しかし、聴きはじめたはいいが、なぜだか無性に苦しくなってきて最後まで聴けなかった。

気をとりなおして、同時に発掘されたレナード・バーンスタインの『ラプソディ・イン・ブルー』と『ウエスト・サイド・ストーリー』(シンフォニック・ダンス)がいっしょに入った盤を聴きなおす。学生時代に愛聴した一枚。

アマゾンへのリンクをはろうとして検索したが、いくら探しても見つからなかった。どうしてこんなことに腹が立つのかわからないが、なんだか無性に腹が立つ。結局、仕事の息抜きのエントリーのはずが、書き終えるのに1時間ちかくもかかってしまったのだった。

追記

id:editechさんが見つけてくれた(メルシィ)。見た目はちがうが、中身はたぶん同じ。

West Side Story / Symphonic Dances

West Side Story / Symphonic Dances