哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

感想

※写真はイメージです。(*1)

禁煙破りのタバコは安らぐなぁ。

めずらしく風邪をひいてしまい、今日はずっと寝ていた。

可及的速やかに熟読玩味しなければならない本が何冊もある(含カント三批判書)のだが、ほんの一頁も読めなかった。じゃあ半頁は読んだのかということになるが、もちろん読んでいない。ていうかほんの一文字も読んでいないのである。

頼まれて書くものと、頼まれないのに書くものが何本もあるのだが、これもほんの一文字も書けなかった。そしていま、こうして日記を書いておる次第。

訊かれて困る質問(*2)に、

「それで、ふだんなにしてんですか?」

というものがある(*3)。「それで、」の部分がポイントである。

答えはたいてい、「いや、べつに、これといって(ムニャムニャ)」ということになるのだが、それでは許してくれない人がこの世には少なからず存在する。「そんなはずがない」というわけだ。たしかに、そんなはずはないとわたくしも思う。それどころか全面的に賛成である。そうだそうだ、そんなはずはあるまい。……しかしそれでもなおムニャムニャしてしまうことには変わりがない。そこで、「全面的に賛成である(ほんとそうだよね)」ことに論点を移そうと試みることもあるのだが、もちろん多くの場合それは受け入れられない。

そんなわけで、これまでもう何十回も訊かれたはずなのに、「それで、ふだんなにしてんですか?」には毎回しどろもどろになってしまう。で、毎回ちがうことを答えることになるのである。

  • (*1)友人からのいただきもの。
  • (*2)ただ困るというだけであって、必ずしもいやだというわけではない。いわんや「訊くな」といってるわけではさらさらない。むしろぜひ訊いていただけたらと思う。わたくしが「自分を見つめなおす」ためにも(ぇ
  • (*3)もうひとつは「...どれくらい好き?」であるが、これはひとまず擱こう。