『デカルトの密室』 etc.
文学関連の新刊・近刊情報。
- 作者: 瀬名秀明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/30
- メディア: 単行本
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「発達し過ぎたAIは、人間と同様に自由意志を持てるのか? そもそも、意志とは何か? 今こそ解き明かされる巨大な命題「人間とは?」 人類四千年の「知性」に挑む、エンタテインメント巨編」(版元紹介文)……『ガラテイア2.2』を超えるか?(と、未見のまま言ってみる) 8月31日発売。
- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: 単行本
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先日『見ることの塩――パレスチナ・ボスニア紀行』(作品社)が出たと思ったら、また新刊が。「ロラン・バルト、小津安二郎、マリー・アントワネット、開高健など世界屈指の美食家たちが好んだ料理を作って食べて、その味と人とをあなたに語ろう! 舌と脳と胃袋で考える美味しい文化論!」(版元紹介文)……おいしそう。8月25日発売。
- いとうせいこう『職人ワザ!』新潮社、2005
- 作者: いとうせいこう
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: 単行本
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「扇づくり、江戸文字、パイプ製造からスポーツ刈りの達人まで。選りすぐりの仕事師たちを訪ね歩き、モノつくるプロたちの「知恵と手技と心意気」を伝える、刺激に満ちた聞き書きルポルタージュ」(版元紹介文)とのこと。すぐさま思い浮かぶのは、われらが「タモリ倶楽部」がときどきやる職人企画。期待してよろしいでしょうか。8月25日発売。
- マーカス・デュ・ソートイ『素数の音楽』冨永星訳、新潮社、2005
- 作者: マーカス・デュ・ソートイ,冨永星
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/30
- メディア: 単行本
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新潮クレストブックスからの一冊。「リーマン予想」にとりつかれた数学者たちの挑戦を描くノンフィクション。8月31日発売。
- イアン・マキューアン『アムステルダム』小山太一訳、新潮文庫、2005
- 作者: イアン・マキューアン,小山太一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/07/28
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1999年に新潮クレストブックスの一冊として刊行された傑作の誉れ高い作品が文庫化。読み終える前に文庫になってしまった……(よくあるパターン)。
- 作者: 安岡章太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/07
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「目まぐるしく変化していく激動期の日本を、極めて私的な体験を通して見つめた文士の眼差し」(版元紹介文)……「いつか必読リスト」に追加。
- 作者: 喜国雅彦,国樹由香
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一挙にまとめて単行本化されてしまった。事件。
『国樹由香のあにまる探偵団』 有栖川有栖、北村 薫、綾辻行人、小野不由美、法月綸太郎、我孫子武丸、二階堂黎人、森 博嗣、太田忠司、井上夢人、笠井 潔、芦辺 拓、京極夏彦、白倉由美、東野圭吾 豪華作家陣が漫画でペットと登場!
ミステリを愛しすぎた漫画家・喜国雅彦が描く密室殺人! アリバイトリック! ダイイングメッセージ! 不可能犯罪! ミステリ界震撼の喜国ミステリ漫画がついに単行本化! 『ミステリに至る病』をはじめ、あちこちに描いたミステリ関連作品をすべて収録! 山口雅也氏とのマニア鼎談付き!
via http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2130521&x=B
やばい買いにいかなきゃ。
- 作者: 阿部和重
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ひと月ちかく前に出てますが。読まなきゃと思いつつ忘れていたのを、講談社のサイトをブラウズしていて思い出した。対談のラインナップは下記のとおり超豪華。
あたらしいぞ私達は。×高橋源一郎
小説家の思考 ×保坂和志
ライド・オン・ザ・ロマンス・カー ×赤坂真理
映画に愛されてしまった俳優 ×浅野忠信
文学と不況と阿部和重以降 ×福永信
現代小説の方法 ×保坂和志
世界は向こう側にある ×高橋源一郎
小説の明るい未来 ×加藤典洋
アベカズシゲの野望2004 ×榎本俊二&相川博昭
無情で酷薄で邪悪で…×桐野夏生
形式と分身とメタフィクション〜記号化されたリアル〜 ×東浩紀&法月綸太郎
形式主義の強みと怖さをめぐって ×蓮實重彦
受賞記念対談 ×角田光代
〈特別収録インタビュー〉ポスト・ネット時代の文学(聞き手:佐々木敦)
追記
遅ればせながらも本来ならここで(なのかどうか知らないが)、版権切れで新訳ラッシュがつづく Le Petit Prince の刊行状況をレポートすべきなのだろうが、これは稿をあらためて書きたい(いつか)。