哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

『心脳問題』――「ライルの方針」


contractioさん(id:contractio)から提示していただいた疑問について考えてみます。

 ◇id:contractioさん([Sin-No])
 http://d.hatena.ne.jp/contractio/searchdiary?word=%2a%5bSin%2dNo%5d

 ◇id:yakumoizuru(相棒)([MB])
 http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/searchdiary?word=%2a%5bMB%5d

7月10日のシンポジウムでご質問を受け、さらに打ち上げでお話しを聞いて、ようやくわかった気がしました(遅いって)。

下記のポイント、ご指摘を受けてからというもの、ぼくもものすごーく気になるようになりました(他人事のような言いかたで恐縮ですが。実際これから拙著をまるで他人事のように再検討していきたいと思います w)。

contractioさん:
私が一番気にしているのは、ともかくも、「ライルの方針」に首尾一貫して従った場合、この本(が扱っている主題)は、どのように変わる(/変わらない)だろうか、ということでした。

具体的にどのようにかについては暗中模索状態ですが、少なくとも、かなり変わるのではないか、といまは思っています。ここから(再)出発して、ゆっくり考えなおしていきます(まだなんにも応えていないに等しいような感じで、読者のみなさまからコラーッ!とお叱りを受けそうですが、まずはこの一歩から。これ、ぼくにとってはすごーく大きいことなので)。のちほどつづきを書きますね。