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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

出版社PR誌

文学 言論 社会論

すべてをチェックしているわけではないが... 手にしたもののうちでおもしろく読んだ記事を。

  • 『一冊の本』2005年6月号、朝日新聞社

    島田雅彦「ロングインタビュー――快楽とともに二十二年」

    橋本治「《行雲流水録48》 話すことと書くこと」

    酒井順子「私は美人13 化粧美人」
島田氏が語る語る...と思っていたら案外はやく終わってしまった。もう少し読みたかった。インタビュアーは市川真人氏。

橋本氏の文章は、「話すこと」と「書くこと」の関係を、近年の出版事情の変化――本づくりのスピード化(=「執筆」から「コンテンツ作成」への移行)――を踏まえて考察する。毎月のように本が出る最近の氏の仕事ぶりがちょうど気になっていたところだったので楽しめた。絶妙のタイミング。

酒井氏の文章は、女性の化粧と(いう)嘘についてのエッセイ。勉強になりました。

朝日新聞社 > 『一冊の本』
http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/issatu/


  • 『本』2005年6月号、講談社

    新宮一成「「パンエディパリズム」を「ぱらえくりちうる」で読み直す」

    鈴木謙介「社会論の前に自我論が必要である理由」
お二人の新著を買った人はいっしょに読むのが吉。
知の教科書 フロイト=ラカン (講談社選書メチエ)

知の教科書 フロイト=ラカン (講談社選書メチエ)

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

講談社 > 本の情報誌
http://shop.kodansha.jp/bc/teiki/6.html


池澤氏があげた岩波文庫は、ラス・カサス『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(1542)。わたしにとっても(と、まるで互角に並んで語るようで気がひけるが、ほかに言いようを知らないのでそうする)同書は大事な本のひとつ。ラス・カサスは、硬い硬い物差しになりうる。
インディアスの破壊についての簡潔な報告 (岩波文庫)

インディアスの破壊についての簡潔な報告 (岩波文庫)

岩波書店
http://www.iwanami.co.jp/