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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

東浩紀さん(『現代思想 特集*ポスト現代思想』)

理不尽な進化 反響

批評家・作家の東浩紀さんが『現代思想』新年号に寄せたエッセイで、拙著『理不尽な進化』に言及してくれました。

  • 東浩紀「人文学と反復不可能性」、『現代思想 特集*ポスト現代思想』青土社、2016/1

現代思想 2016年1月号 特集=ポスト現代思想 (青土社)

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  • 作者: 千葉雅也,東浩紀,岸政彦,佐々木敦,マルクス・ガブリエル,檜垣立哉,北野圭介,アレクサンダー・ギャロウェイ,上野俊哉,三浦哲哉,マーティン・ヘグルンド,フランソワ・ラリュエル,藤原辰史,磯崎新
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2015/12/28
  • メディア: ムック
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しかもいいところで! ありがとうございます。

東浩紀「人文学と反復不可能性」そもそも人文学とはなにか。さまざまな定義があるだろうが、筆者はそれを、反復不可能な歴史を扱う知と考える。他方で自然科学は、反復可能な事象を扱う知だと考える。より正確に言えば、反復不可能に見える現象を反復可能な相のもとで捉え返す、それこそが自然科学の本質だと考える。ダーウィニズムは歴史を扱うではないかと反論が来そうだが、吉川浩満が『理不尽な進化』で指摘したとおり、進化論こそ、まさにその反復可能性と反復不可能性の矛盾に切り裂かれた学であり、それゆえ逆に自然科学の本質を照らし出している。(p.52)

エッセイの趣旨にも賛同。

ゲンロン1 現代日本の批評

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  • 作者: 東浩紀,鈴木忠志,大澤聡,市川真人,福嶋亮大,佐々木敦,安藤礼二,黒瀬陽平,速水健朗,井出明
  • 出版社/メーカー: 株式会社ゲンロン
  • 発売日: 2015/12/23
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理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

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