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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

本が出ました / 『理不尽な進化──遺伝子と運のあいだ』(朝日出版社)

久しぶりに本が出ました。全国の書店、ネット書店、生協書籍部などで発売中です。

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

注文→ Amazon.co.jp楽天ブックス朝日出版社

数年間、この本のことばかり考え、心血を注いで書きました(まあ、苦労したからといって良い本になるとはかぎりませんが)。全体で448頁というなかなかのボリュームであるにもかかわらず、版元の朝日出版社さんの出血大サービスにより、定価2200円(+税)という良心的な価格になりました。書店で見かけたら、とりあえず騙されたと思って、余計なことはいっさい考えず、そのままレジにご持参いただけましたらさいわいです。そして実際に読んでいただけるなら、これ以上のよろこびはありません。

とはいえ、なにも考えずレジに持っていくのはさすがに躊躇するという人のために、朝日出版社第二編集部ブログにて「まえがき」を公開していただきました。ご購入の判断材料にしていただけたらと思います。

ついでに目次も。


目次


まえがき
 この本のテーマ
 誰のための本か
 この本の由来


序章 進化論の時代
 進化論的世界像――進化論という万能酸
 みんな何処へ行った?――種は冷たい土の中に
 絶滅の相の下で――敗者の生命史
 用語について――若干の注意点


第一章 絶滅のシナリオ
 絶滅率九九・九パーセント
 遺伝子か運か
 絶滅の類型学
 理不尽な絶滅の重要性


第二章 適者生存とはなにか
 誤解を理解する
 お守りとしての進化論
 ダーウィン革命とはなんだったか


第三章 ダーウィニズムはなぜそう呼ばれるか
 素人の誤解から専門家の紛糾へ
 グールドの適応主義批判――なぜなぜ物語はいらない
 ドーキンスの反論――なぜなぜ物語こそ必要だ
 デネットの追い討ち――むしろそれ以外になにが?
 論争の判定


終章 理不尽にたいする態度
 グールドの地獄めぐり
 歴史の独立宣言
 説明と理解
 理不尽にたいする態度
 私たちの「人間」をどうするか


あとがき
参考文献
人名索引
事項索引

いかがなものでしょうか。とにかくお近くの書店かネット書店へ!