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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

新連載「哲学の門前」☆『scripta』

雑誌『scripta』にて、新連載「哲学の門前」がスタートしました。

  • 吉川浩満「哲学の門前1 Call me Ishmael.」、『scripta』2016年秋号、紀伊國屋書店、2016/10

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同誌は昨年創設60周年を迎えた伝統ある紀伊國屋書店出版部のPR誌。
全国の紀伊國屋書店で入手できます(無料)。

この『scripta』、普通の書店に並んでいるわけではないので、手にとったこともないという人がいるかもしれませんが、なかなかどうして、豪華執筆陣による楽しい読み物が満載です。今号は斎藤美奈子、木皿泉、大村彦次郎、坪内祐三、都築響一、安田登、荻原魚雷、辻山良雄、仲野徹、坂上香が登場(登場順/敬称略)。また、上野千鶴子『女ぎらい――ニッポンのミソジニー』(紀伊國屋書店)、速水健朗『東京β――更新され続ける都市の物語』(筑摩書房)といった名著も同誌での連載がもとになっています。

新連載の内容ですが、哲学の園へと人を誘う入門書ではたぶんありません。なんというか、哲学の落穂拾いというか……すみません、書きながら考えます。言うだけならタダなので言っておくと、かねてより敬愛するジャン・アメリーの「ロマン・エッセー」のようなものを目指しています。とはいえ、資質・能力・締切等々の制約により、似ても似つかないものになるでしょう。

ご笑覧ください。無料です(再

下記Kinoppyでも電子書籍版をダウンロードできるかもしれません。
詳細検索結果 - 紀伊國屋書店ウェブストア

女ぎらい――ニッポンのミソジニー

女ぎらい――ニッポンのミソジニー

東京β: 更新され続ける都市の物語 (単行本)

東京β: 更新され続ける都市の物語 (単行本)

罪と罰の彼岸 新版: 打ち負かされた者の克服の試み

罪と罰の彼岸 新版: 打ち負かされた者の克服の試み

対談、表紙、グラビア(怖)☆早稲田文学

早稲田文学 藤田貴大 理不尽な進化

日本でもっとも歴史の長い文芸雑誌『早稲田文学』。そのワセブン/WBに、劇作家・演出家の藤田貴大さんとの対談が掲載されました。

  • 藤田貴大×吉川浩満「理不尽な「いま」をどう描くか」、『早稲田文学』2016年秋号、筑摩書房

早稲田文学 2016年秋号 (単行本)

早稲田文学 2016年秋号 (単行本)

目印はこの表紙……。撮影は篠山紀信さんです。

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昨年拝見した名作『cocoon』(再演)と拙著『理不尽な進化』をネタに、出来事(事件)・記憶(歴史)・表象(再現)についていろいろとお話ししました。とても楽しい対談でした。

よもやそんなことはなかろうかと思いますが、万が一、藤田貴大さんをご存じない人は☞ 2011年に『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で第56回岸田國士戯曲賞を受賞。2014年には『cocoon』で第17回鶴屋南北戯曲賞候補。同年、第63回横浜文化賞文化・奨励芸術賞受賞。2016年、『cocoon』(再演)で第23回読売演劇大賞演出家賞ノミネート(優秀賞)。Cf. Wikipedia - 藤田貴大

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早稲田文学編集室 - WB/早稲田文学

書評連載009☆KOKKO

KOKKO 書評

雑誌『KOKKO』での連載書評、第9回目はこの本。名著です。

  • 吉川浩満「書評 第9回|アトゥール・ガワンデ『死すべき定め――死にゆく人に何ができるか』」、日本国家公務員労働組合連合会『KOKKO』第13号、堀之内出版、2016/9

KOKKO 第13号 | 日本国家公務員労働組合連合会(著/文) - 堀之内出版

これまでの歩み。

  1. カフカ『ポケットマスターピース01 カフカ』
  2. アンソニー・B・アトキンソン『21世紀の不平等』
  3. スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ『チェルノブイリの祈り──未来の物語』
  4. 浅野智彦『「若者」とは誰か――アイデンティティの30年 増補新版』
  5. ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0――政治・経済・生活を正気に戻すために』
  6. マレー・シャナハン『シンギュラリティ――人工知能から超知能へ』
  7. ジョシュア・グリーン『モラル・トライブズ──共存の道徳哲学へ』(上・下)
  8. 吉良智子『女性画家たちの戦争』

死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

医師は最善を尽くしているか――医療現場の常識を変えた11のエピソード

医師は最善を尽くしているか――医療現場の常識を変えた11のエピソード

アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

KOKKO 第13号

KOKKO 第13号

horinouchi

人文的、あまりに人文的05☆ゲンロンβ6

ゲンロンβ 書評

メールマガジン『ゲンロンβ』で連載中の対談書評(c/w 山本貴光 id:yakumoizuru )。
もう5回目です。時の流れが早い。

  • 山本貴光+吉川浩満「人文的、あまりに人文的 #5」(書評)、『ゲンロンβ6』ゲンロン、2016/9

ゲンロンβチャンネル(株式会社ゲンロン) - ニコニコチャンネル:社会・言論

今回とりあげたのは次の本たち。ぜひご覧ください。

エセー〈1〉

エセー〈1〉

エセー〈2〉

エセー〈2〉

エセー〈3〉

エセー〈3〉

エセー〈4〉

エセー〈4〉

エセー5

エセー5

エセー 6

エセー 6

エセー 7

エセー 7

懐疑主義 (学術選書)

懐疑主義 (学術選書)

古代懐疑主義入門――判断保留の十の方式 (岩波文庫)

古代懐疑主義入門――判断保留の十の方式 (岩波文庫)

ピュロン主義哲学の概要 (西洋古典叢書)

ピュロン主義哲学の概要 (西洋古典叢書)

  • 作者: セクストスエンペイリコス,Sexti Empirici,金山弥平,金山万里子
  • 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 単行本
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ゲンロンβ - ゲンロン友の会

韓国語版☆『理不尽な進化』

理不尽な進化

拙著『理不尽な進化――遺伝子と運のあいだ』の韓国語訳が刊行されました!

  • 요시카와 히로미쓰, 《어이없는 진화 유전자와 운 사이》, 양지연 옮김, 목수책방, 2016

www.aladin.co.kr

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瀟洒な装丁です。ちょっとSFっぽいのがおもしろい。私はポケミス版『地上最後の刑事』『カウントダウン・シティ』『世界の終わりの七日間』3部作を思い出しました。大好きなシリーズなので余計にうれしいです。
意外性がありつつも美しい造本に感激しました。本文はなんと2色刷り。

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訳者は 양지연 さん、版元は韓国の 목수책방(木水冊房)さん。
https://www.facebook.com/moksubooks/

감사합니다!

世界の終わりの七日間 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

世界の終わりの七日間 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ