菊池誠さん(Twitter)
物理学者の菊池誠さんから、拙著『理不尽な進化──遺伝子と運のあいだ』についてのコメントを頂戴しました。
吉川浩満「理不尽な進化」を読了。大部ながら読みやすかった。タイトルからは想像がつかない結末へといたる力作。進化論が本来持つ二面性を論じた「進化論」論。グールド対ドーキンスはかつて何冊か書評したこともあって、とても面白く読めた。基本は「グールドはなぜ無謀な戦いを挑んだか」について
— 菊池誠 (@kikumaco) 2014, 12月 25
かねて尊敬する科学者にご高覧いただきとてもうれしい。ありがとうございます。
「理不尽な進化--遺伝子と運のあいだ」というタイトルは中身をきちんと表していない気がするなあ。帯の文もちょっとはずしてる(帯は今は違うらしい)
— 菊池誠 (@kikumaco) 2014, 12月 25
タイトル(サブタイトルも)を決めるのはむずかしい……。よくもわるくも入口と出口のあいだの距離が相当あるような本でありますし(内容的にはいちおうひとまわりして出発地に戻ってくる構成ではありますが)。
ちなみに、本書のタイトルや帯の文は、たまに聞く「著者の意向と無関係に編集部が勝手に決めた」ようなものではない、ということは念のために言っておきたいと思いますwww すべて版元のご担当と私が相談したうえで決めました。たしかに、拙著にどんなタイトルや宣伝文句が適当であるのか、いまだによくわからない……。
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