哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

HDD入れ替え


各種データ(音楽、原稿など)を入れていた内蔵ハードディスクが満杯になってきたので、倍の容量の新しい内蔵ハードディスクに内容をコピーして入れ替えようと思う。

こんなの、外付けのハードディスクを増設すれば済む話なのだが、ぼくはあまり外付け増設が好きではない(ドライブが増えるのがなんとなくいやだ。場所もとるし)。だから内蔵ハードディスクの入れ替えで対応したい。

これから作業をはじめる。百数十ギガバイト規模のコピーなので、何時間もかかるかもしれない。うまくいきますように...

報告

うまくいきました。ご声援ありがとうございました。

じつは今回、(増設でなく入れ換えという時点ですでに少し面倒でしたが)ちょっとまわりくどいやりかたを試してみました(やんなきゃいけない仕事がたまりまくって飽和状態であるときにかぎって、仕事とまったく関係のないことがやりたくなるのは困ったものだ)。

  1. PCの電源を落とし、コード類を外す
  2. PC筐体をご開帳
  3. 内蔵HDD取り出す
  4. 既存HDD→新規HDに内容をまるごとコピー(センチュリーこれdo台ヒーロープラス(KD25/35SP)」使用)
  5. 既存HDDと新規HDDを入れ換え(既存HDD=パラレルATA/新規HDD=シリアルATA
  6. 上記にともなって配線を少し変更、ついでに遊ばせていた側面ファンなどを稼動可能に
  7. PC筐体を組み立てる
  8. BIOS設定の確認・変更
  9. PC起動
  10. 新規HDDのパーティションを最大限まで拡大(ソースネクストAcronis PartitionExpert Personal」使用)

たぶんいちばん簡単なのは(外付HDD増設を除けば)、既存内蔵HDDの内容を別の既存外付HDDにでもバックアップしておいて、既存内蔵HDDと新規内蔵HDDの入れ換えをした後に、その内容を外付HDDから新規内蔵HDDに流し込むという方法なのでしょう。

もともと当該のHDDには各種データしか入っていなかったので(OSなどのシステム関連ファイルは別の内蔵HDDに入っている)、ひょっとしたらドラッグ&ドロップによるコピーだけですんだのかもしれません。でも、百ギガバイト規模のデータをコピーするとなると、――あくまでわたしの個人的な経験からくる偏見なのかもしれないが――コピーの最中に変なエラーメッセージが出てきたりして(ファイル名が云々とかディレクトリ階層が云々とか)、途中でコケてしまうことがままある。仮に最後までいけたとしても、なんか気持ちのわるさが残る。また、アプリケーション本体とアプリケーションデータを別々のHDDに入れている場合など、ただコピーしただけでは次にアプリケーションを起動したときに妙な動作をしたり設定をしなおしたりしなきゃいけなくなることがある。それも気持ちがわるい。つまり、できるだけ(個人的に)気持ちがわるくならない方法で、できるだけ完全に元の状態(既存HDDの状態)を新規HDDに再現したかったわけです。

もちろん、各社からリリースされているバックアップユーティリティを使用するのが手堅いやりかたなのでしょうが、――これもまたあくまでわたしがパソコン一般やWindows一般に根深い不信感を抱いているだけのことなのかもしれないが――できるだけパソコンやWindowsを介在させないようなコピーをしたい(あ、それとバックアップユーティリティを使うとバックアップが完了するのに何時間も待たなきゃならない。これは大きい)。そのときに思いついたのが、センチュリーから出ている「これdo台ヒーロープラス(KD25/35SP)」。これなら、パソコンと関係なく直接に2台のHDDをつなげてコピーができる(ほかにもいろいろなことができます)。

まあ、今回やろうとしたことを実現する、もっと安価かつ安全かつ確実かつインテリジェントな方法もあるのでしょうが、むずかしいことはよくわからないし、これで結果としてたいへんうまくいった(ような)ので万事オッケーだったとしておきます。それと、パソコンやWindowsに根深い不信感を抱いているなどと言いながら、最後にパーティション操作ユーティリティを使ってしまったことは、どうかご愛嬌としてお許しください。

ちなみに、今回のHDD換装とは関係ないことだけれど、これまで使っていなかったファンを稼動させてみたところ、PCがかなりうるさくなってしまった(もともと筐体がアクリル製の透明ケースなのだから騒音にかんしてはなにも言えた義理ではないが)。音楽やDVDの試聴に少し影響がでるかもしれない(とくに小さな音で聴く夜間)。

以上、どーでもいいような報告。

追伸:上記作業のせいで(というか、ほかならぬわたくしが自らすすんでやったことなのですが)お便りへのお返事が遅れております。申し訳ありません。

◇【関連記事】哲劇メモ > [PC]