哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

談話談話も仕事のうち


今日は原稿準備の一環として友人に話を聞きにいく。

 *-*

先日聴こうと思ったらHDDから消失していたパティ・スミスグレン・グールドとともに領域横断的に消失している事実に一瞬とまどったのだが、気をとりなおしてレンタルショップで借りてきた。今日はこれを聴いて出かけよう。

Horses

Horses

ご存じのかたはご存じのとおり/ご存じでないかたはご存じでないとおり/ご存じでなくてもそれっぽいなぁと思ったとしらまさにそのとおり、ジャケットの写真はロバート・メイプルソープによるもの。

Patti Smith, Piss Factory - ファンサイト

追記

友人とはほかならぬid:meianfilm氏のことなのだが、エッグホットサンドを食いながら今日もまたおもしろい話の数々を聞くことができた。彼がちょうど夏休み中だったために昼間に時間をとってもらえたこともありがたかった。また、いい店員(それがどのような意味においてであれ)のいる喫茶店というのはいいものだということも再確認できた。

談話の後は、彼の友人が勤める巨大アパレルショップ(ほかになんと呼んでよいのかわからない)へ。たいへんな病気をしていたのだが、めでたく今週から職場復帰なのだそうである。そこで(洋服も買わずに)『リンダ リンダ リンダ』のパンフレットをいただく。

その後、なぜか神保町へ。共通の友人を古書店に訪ね、彼の推薦にしたがいハヤカワポケミスの古本を1冊、さらに彼の非推薦にさからってもう1冊買う。

  • ルイ・C・トーマ『死のミストラル』岡村孝一訳、ハヤカワ・ミステリ・シリーズ1267、早川書房、1976(アマゾンには文庫版データしかなかった)

死のミストラル (ハヤカワ・ミステリ文庫 82-1)

死のミストラル (ハヤカワ・ミステリ文庫 82-1)

  • ドミニック・ファーブル『美しい野獣』野口雄司訳、ハヤカワ・ミステリ・シリーズ1107、早川書房、1970

美しい野獣 (Hayakawa pocket mystery books)

美しい野獣 (Hayakawa pocket mystery books)

さらにその後はディスクユニオン。CANの再発盤を買うのである(もちろん全部ではない。とりあえず『Tago Mago』のみ。あとはレンタル)。

  • CAN, Tago Mago, 1971

タゴ・マゴ(紙ジャケット仕様)

タゴ・マゴ(紙ジャケット仕様)

紙ジャケット仕様。なかなかよい。ディスクユニオンの購入特典はアナログ盤初回発売当時の「帯」のレプリカ。ちょうど今回の紙ジャケットのサイズに合わせてある。帰りの電車中でどうしても我慢できなくなり、糊と鋏をとりだし(アブナイ奴以外の何者でもないが)その場で切り貼りして紙ジャケットに巻きつけてみた(右写真)。縦横比はまちがっていないはずだが、塩化ビニール盤にくらべてCDがあまりに小さいため、見るとなんか妙な感じがする(トリミングしてしまったので写真では妙な感じが伝わらないかもしれない)。でもわるくない。

そして帰宅。新聞で「郵政解散」の記事を読む(ふりをし)たり風呂に入ったりブログを書いたりしているうちに、気がついたらもう3時半。これから翻訳原稿のブラッシュアップ作業をはじめる。

明日(ていうか今日。ていうか起床後)は別の原稿のために、書きためたメモをまとめる作業をしよう(自分用宣言)。

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