哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

待望の新訳

ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)

ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)

フランス・ルネサンス文学を代表する作家フランソワ・ラブレーの傑作大長編、待望の新訳版。この巻では、巨人王ガルガンチュアの誕生・成長と冒険の数々、さらに戦争とその顛末が、笑いと風刺を織り込んだ密度の高い文体によって描き出されてゆく。現代的センスあふれる清新な訳文から、不朽の物語の爆発的な面白さと輝かしい感動が楽しく伝わってくる。(全4巻)(カヴァー解説)

初めて人を殺す

  • 井上俊夫『初めて人を殺す――老日本兵の戦争論』岩波現代文庫、2005
初めて人を殺す―老日本兵の戦争論 (岩波現代文庫)

初めて人を殺す―老日本兵の戦争論 (岩波現代文庫)

召集で赴いた中国の戦線で,捕虜の刺殺訓練をさせられた82歳の元日本兵・井上俊夫.戦死した友の眠る故郷の墓地で,8月15日の靖国神社で,半世紀近くたって参加した戦友会で,老若男女の集うネットで…….自分の戦争体験や,軍隊,戦争そのものの正体を問い続け,老日本兵は歩き,考え,書く.「お前は中国でいったい何をしたのか」,終わらない問いを抱え記したエッセイ集.
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/60/X/6031050.html

なお、本書は井上氏の下記作品に書き下ろしを加え、新たに編集されたもの。

八十歳の戦争論

八十歳の戦争論

従軍慰安婦だったあなたへ

従軍慰安婦だったあなたへ

下記は井上氏のウェブサイト。

◇浪速の詩人工房
http://www.vega.or.jp/~toshio/