哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

社会学

五十嵐素子「学習の測定作業の分析に向けて」

五十嵐素子「学習の測定作業の分析に向けて――学習への状況論的アプローチを手がかりに」、『現代社会理論研究』no.14、2004学習を認知的に(たとえば「情報処理プロセス」として)説明するのではなく、学習の定式化を可能にする道具立て(たとえば「成績のス…

EMとLGA

要調査:エスノメソドロジーと論理文法分析の関係。

on/off

off-dutyにおいて生じた「概念的混乱」(=哲学的問題)を、on-dutyの実践のもとへ着地(=解消=成仏)させてあげること。cf.ジェフ・クルター

犬の散歩という罠

散歩に連れていく? わたしの友人が「犬を散歩に連れていく」という表現をめぐってこんな風なことを書いた。……実際にはわたしたちのほうが連れられていく場合が多いのではないだろうか。犬の要求や促しに応えるかたちで。また、散歩中も犬にひっぱられっぱな…

マックス・ヴェーバー『職業としての政治』

◆マックス・ヴェーバー『職業としての政治』岩波文庫 →amazon.co.jp ギャフン。

西阪仰『心と行為』

◆西阪仰『心と行為――エスノメソドロジーの視点』現代社会学選書、岩波書店 →amazon.co.jp ・序章「概念分析としての相互行為分析」 ・第I部「空間と視覚」 第1章「相互行為空間」 これも酒井さんのご教示による。身も蓋もない感想 → 前著(『相互行為分析と…

ルーシー・A・サッチマン『プランと状況的行為』

◇ルーシー・A・サッチマン『プランと状況的行為――人間‐機械コミュニケーションの可能性』佐伯胖、水川喜文、上野直樹、鈴木栄幸訳、産業図書 →amazon.co.jp 内容(「BOOK」データベースより) 本書は人間の行為とコミュニケーションに関して今日の人工知能研…

西阪仰『相互行為分析という視点』

◆西阪仰『相互行為分析という視点 認識と文化(13)』金子書房 →amazon.co.jp ・3章「心の透明性と不透明性」・4章「相互行為的現象としての「見る」こと」・5章「理解と解釈――ふたたび「異文化間コミュニケーション」をめぐって」 読了。名著。

◆立岩真也『私的所有論』勁草書房 →amazon.co.jp ・第4章「他者」◆樫村晴香「ストア派とアリストテレス・連続性の時代」、保坂和志「パンドラの香箱」 おもしろい。理解できない箇所も多々あれど。

論文2本

馬場靖雄「社会学的に観察する/社会学を観察する」馬場靖雄論文書庫 リチャード・ローティ「愛とお金」、『リベラル・ユートピアという希望』須藤訓任、渡辺啓真訳、岩波書店