哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

新刊

ドゥルーズ――KAWADE道の手帖

『KAWADE道の手帖 ドゥルーズ――没後10年、入門のために』河出書房新社、2005 ドゥルーズ KAWADE道の手帖作者: 河出書房新社編集部出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/21メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (23件) を…

Macromedia Studio 8

そろそろほしいなぁ。手打ち疲れた。 『Web Designing』2005年11月号、毎日コミュニケーションズ特集1 はじめてのCSSデザイン読めない、書けない、わからない、からの卒業を!特集2 Macromedia Studio 8 日本語版 徹底解説新機能情報を隅々までお届け! Flash …

樋口一葉の文庫版選集(全3巻)

ちくま文庫から『樋口一葉 小説集』が刊行された。 樋口一葉『樋口一葉 小説集』菅聡子編、ちくま文庫、2005 樋口一葉 小説集作者: 樋口一葉,管聡子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/10/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を…

セクストス・エンペイリコス本

こんな本が出ていたとは……。知らなかった。 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想――古代懐疑主義をめぐる批判と回答』、東海大学出版会、2004 セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想―古代懐疑主義をめぐる批判と回答作者: 田中竜山出版社…

家政婦 猫村ねこ

これ、すごい。 ほしよりこ『きょうの猫村さん 1』マガジンハウス、2005 きょうの猫村さん 1作者: ほしよりこ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2005/07/14メディア: コミック購入: 8人 クリック: 1,548回この商品を含むブログ (908件) を見る 我を忘…

多重映画脚本家 桂千穂

変態妖怪少年脚本家・桂千穂氏の新刊。 桂千穂『多重映画脚本家 桂千穂』北里宇一郎、北川れい子編、ワイズ出版、2005 多重映画脚本家 桂千穂作者: 桂千穂,北里宇一郎,北川れい子出版社/メーカー: ワイズ出版発売日: 2005/07メディア: 単行本 クリック: 5回…

心の実験

小粒だがピリリと辛い本屋さん、文鳥堂書店@四谷で手にとった一冊。 ローレン・スレイター『心は実験できるか――20世紀心理学実験物語』岩坂彰訳、紀伊國屋書店、2005 心は実験できるか―20世紀心理学実験物語作者: ローレンスレイター,Lauren Slater,岩坂彰…

真理の探究

書店で少し立ち読みしてみて、やっぱりじっくり読んでみたい気になった。布団の中で。 村上勝三編『真理の探究――17世紀合理主義の射程』知泉書館、2005 真理の探究―17世紀合理主義の射程作者: 村上勝三出版社/メーカー: 知泉書館発売日: 2005/06メディア: 単…

サラサーテの精神異常者

弦楽器専門誌『サラサーテ』。最新号の特集は「チェロが主役!」。 『サラサーテ』特集*チェロが主役!、2005年秋号(vol.9)、せきれい社 サラサーテ vol.9―すべての弦楽器ファンに贈る (別冊航空情報)出版社/メーカー: アートユニオン発売日: 2005/08メデ…

『樋口健二報道写真集成』

今夏刊行された『樋口健二報道写真集成―日本列島'66-'05』にあわせて、『図書新聞』が樋口健二氏(*)へのインタビューを行っている。 「日本の民衆史を撮る――樋口流ドキュメンタリー四〇年間の集大成」、『図書新聞』2005年9月17日号(2742号)、図書新聞 …

ボブ・ディラン自伝

少し前ですが。 ボブ・ディラン『ボブ・ディラン自伝』菅野ヘッケル訳、ソフトバンクパブリッシング、2005 ボブ・ディラン自伝作者: ボブ・ディラン,菅野ヘッケル出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/07/16メディア: 単行本購入: 2人 …

いまごろ気がつくのはさておき

『小説トリッパー』秋季号の特集は「気がつけば韓流」。白眉は岩井志麻子氏のエッセイ。 岩井志麻子「時代がやっと私に追いついた」、『小説トリッパー』特集*気がつけば韓流、2005年秋季号、朝日新聞社 小説 TRIPPER (トリッパー) 2005年 秋季号出版社/メ…

ポスト=ポスト=ジャケット・デザイン

数年ぶりに『スタジオ・ボイス』を買った。 『STUDIO VOICE』特集*ポスト=ジャケット・デザイン――CD消滅前の最終ジャケット・デザイン大全!、2005年9月号(VOL.357)、INFASパブリケーションズhttp://www.infaspub.co.jp/studio-voice/sv.html CDジャケが…

私はもうこれ以上の*は書かない。

※タイトルの「*」はワイルドカードの「*」です。『朝日新聞』の広告をボーッと眺めていたところ思わず瞠目。 私はもうこれ以上の信長は書かない。 作者の津本陽氏のお言葉。宣伝文には、「名著『下天は夢か』から十六年。ついに明かされる信長、最後の野望…

火炎瓶からろうそくへ

玄武岩「継続する市民革命――玄武岩氏に聞く『韓国のデジタル・デモクラシー』」、『図書新聞』第2740号(2005年9月3日号)、図書新聞 副題は「「火炎瓶からろうそくへ」と変化する韓国民主化闘争の現在」。『韓国のデジタル・デモクラシー』を上梓したばかり…

女はどこにいるのか

『現代思想』最新号の特集は「女はどこにいるのか」。 『現代思想』特集*女はどこにいるのか、2005年9月号(vol.33-10)、青土社http://www.seidosha.co.jp/siso/200509/ 【インタヴュー】上野千鶴子「ケアをすること/されること」富田玲子「空間をつくる …

季刊『インターコミュニケーション』(Autumn 2005)

特集は「戦後60年 戦争と平和のメディア――歴史・記憶・表象の動態」。 『InterCommunication』特集*戦後60年 戦争と平和のメディア――歴史・記憶・表象の動態、Autumn 2005(no.54)、NTT出版http://www.ntticc.or.jp/Publication/Icm/index_j.html 冒頭のカ…

『デカルトの密室』 etc.

文学関連の新刊・近刊情報。 瀬名秀明『デカルトの密室』新潮社、2005 デカルトの密室作者: 瀬名秀明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/08/30メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (105件) を見る 「発達し過ぎたAIは、人間と同様に自由…

『科学哲学』@文庫クセジュ

著者ドミニック・ルクールについては、『ポパーとウィトゲンシュタイン――ウィーン学団・論理実証主義再考』(国文社)、ガストン・バシュラール『科学認識論』(白水社)の編集、それにジャック・ブーヴレスが投げつけた強烈な皮肉(『アナロジーの罠』の註…

水道橋博士の新著

水道橋博士『本業―タレント本50冊・怒涛の誉め殺し!』ロッキング・オン、2005 本業―タレント本50冊・怒涛の誉め殺し!作者: 水道橋博士出版社/メーカー: ロッキング・オン発売日: 2005/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (42件…

映像の修辞学 etc.

グザヴィエル・ゴーチエ『シュルレアリスムと性』三好郁朗訳、ちくま学芸文庫、2005 シュルレアリスムと性 (平凡社ライブラリー)作者: グザヴィエルゴーチェ,Xavi`ere Gauthier,三好郁朗出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2005/08メディア: 単行本 クリック: 2…

哲学者の誕生 etc.

新刊、近刊情報。以下、気になるものをいくつかピックアップ。 納富信留『哲学者の誕生――ソクラテスをめぐる人々』ちくま新書、2005 哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々 ちくま新書 549作者: 納富信留出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/08/08メディア…

Walking the Tightrope of Reason

出先から更新。哲学棚をぶらぶらしていたら、ひときわ鮮やかなブルーの装丁が目にとまった。帯には「おっとっと!」という文句。 ロバート・フォグリン『理性はどうしたって綱渡りです』野矢茂樹、塩谷賢、村上祐子訳、春秋社、2005 理性はどうしたって綱渡…

「哲学」

TRC(図書館流通センター)の「週刊新刊案内」(*)、ふだんはメインメニューの「ジャンル」分類からチェックしているのだが、今朝ふとマがさして「NDC(日本十進分類法)新訂9版」の「1.哲学」の項を覗いてみた。 ・ ・ ・にゃんとも。 (*)このサーヴィス…

エピソード記述

とにかくタイトルが気になってしかたがない。 鯨岡峻『エピソード記述入門――実践と質的研究のために』東京大学出版会、2005 エピソード記述入門―実践と質的研究のために作者: 鯨岡峻出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2005/08メディア: 単行本購入: 4…

サラ・コフマン讃

わたしにとってサラ・コフマンとは、フロイト論のサラ・コフマンではなく、またニーチェ論のサラ・コフマンでもなく、はたまたフェミニズムのサラ・コフマンでもなく、『窒息した言葉』のサラ・コフマンであった。理由は簡単で、『窒息した言葉』にはおおい…

ブログの実力?

朝日新聞社の論壇誌『論座』最新号の特集は「ブログの実力」。 『論座』特集*ブログの実力、2005年9月号(124号)、朝日新聞社 特集の目次は下記のとおり。 特集 ブログの実力 遠藤薫「ジャーナリスト魂が今、ここで試される――ブログ以前、以後のメディア環…

生きているのはひまつぶし

「深沢七郎」という文字を目にするたびに、また、「フカザワシチロー」(*1)という音を人から聞いたり自ら発したりするたびに、自動的にわたしの頬はゆるんでしまう。それが言祝ぐべき事柄なのか、はたまた憂慮すべき事態なのかはよくわからないのだが、と…

マンガ嫌韓流

山野車輪『マンガ嫌韓流』晋遊舎、2005 マンガ嫌韓流作者: 山野車輪出版社/メーカー: 晋遊舎発売日: 2005/07/26メディア: ムック購入: 16人 クリック: 326回この商品を含むブログ (511件) を見る amazon.co.jpランキング1位(*)を走りつづける「嫌韓」マン…

タイムスリップの断崖で(第6回)

出てからかなり経っているのだが、今日ようやくチェックできた。 絓秀実「「革命無罪」から「愛国無罪」へ――「東風」計測の新・尺度」、『en-taxi』2005年夏号(第10号)、扶桑社 enーtaxi 第10号 (ODAIBA MOOK)作者: 柳美里出版社/メーカー: 扶桑社発売日: …