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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

2014私の3冊

感慨

拙著『理不尽な進化──遺伝子と運のあいだ』(朝日出版社)を刊行したのは10月25日のことでした。それから2か月。こんなに短期間のうちに、こんなに沢山の評をいただいたこと、評者のみなさまに感謝いたします(もちろん来年もお待ちしております)。

頂戴した評を拝見していて、不肖わたくしめも「今年の収穫」とか「今年の3冊」的な何かを言わなければならないのではないかという気持ちに(勝手に)なりましたので、誰に頼まれたわけでもないのですがここに発表いたします。刊行日順。

天皇制の隠語

天皇制の隠語

哲学者としてのニーチェ

哲学者としてのニーチェ

人類が永遠に続くのではないとしたら

人類が永遠に続くのではないとしたら

それぞれまったく異なる、あるいは相容れない手法、主題、主張をもつ3冊ではありますが、物を書くという営みについてあらためて考えるきっかけを与えてくれた本たちです(とくに今年は拙著執筆の過程でこのことをよく考えました)。もちろん、蓮實重彦『「ボヴァリー夫人」論』、松浦寿輝『明治の表象空間』、柄谷行人『帝国の構造』、大西巨人『日本人論争 大西巨人回想』、トマ・ピケティ『21世紀の資本』、ブノワ・ペータース『デリダ伝』等々、すごい奴ら(作品群)がひしめいていることは存じているのですが、とりあえず今年は、上述の観点から上述の3点を(韻を踏んでちょっとライムっぽく読み上げてください)。

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ