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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

池澤夏樹さん「私の読書日記」(週刊文春)

理不尽な進化 反響

本日発売の『週刊文春』(12月25日号)は要チェック。

  • 池澤夏樹・私の読書日記「進化論の見取り図、亡命ロシア料理」、『週刊文春』12月25日号、pp.124-125.

週刊文春 2014年 12/25号 [雑誌]

週刊文春 2014年 12/25号 [雑誌]


大作家が1.5頁くらいを費やして拙著『理不尽な進化──遺伝子と運のあいだ』(朝日出版社)について熱く語ってくれました。ありがとうございます!
簡にして要を得た内容紹介の手際だけでなく、どこにフォーカスしてどこを捨てるのかについての作家らしい見識にも舌を巻く(尻尾も)。じつに味わい深く、書評そのものがおもしろい。さすが池澤さんやで。

吉川浩満は現場の研究者ではない。進化論をはじめとする現代思想の著作物を大量に網羅的に読破して、それを整理整頓し、素人の読者に供してくれる、いわばファシリテーターであるが、その能力が半端でない。博学多才で、文章は機知に富んでよく笑わせる。肝心なのは彼がことの本質をぐいと摑んで綺麗に並べてみせること。(p.125)

ちなみに、いっしょに並んだ『亡命ロシア料理』もおもしろい本。ただのレシピ集ではない。亡命、ロシア、そして料理(さらにユダヤ)をめぐる興味深い内容です。

亡命ロシア料理

亡命ロシア料理

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ