哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

KOSS ヘッドフォン


カナル型ヘッドフォンこのところよく見かけるようになったカナル型のヘッドフォン。あの先っぽがゴムみたいなものでできていて、インナーイアーにしては密着性が高いやつ。利用者が増えるにしたがって、先っぽのゴムがバッグのなかで散逸してしまう事件が世界中で同時多発的に発生していることはみなさんご存じのとおり。

ちなみにぼくは接着剤でくっつけちゃってました。なにを野蛮なと思われるかもしれないけれど、なくなるよりはマシです。あとで付け替えたくなったときには接着剤の部分をカッターかなにかで削っちゃえばいいんだし(それにぼくの場合いったんサイズが決まったら――ゴム自体がひどく消耗するようなケースを除けば――付け替えの必要をほとんど感じない)。

ところで。

KOSS先日わたしのヨドバシカメラ(*)で見つけたKOSSの新製品、知ってるひとは知ってると思うんだけど、まさか全人類が知ってるとも思えないのでご紹介すると、耳に入れる部分がちょうど特殊スポンジ製の携帯用耳栓(これもNASA開発なのか?)のようになっている。おもしろい。KOSSのサイトに行くと、「スパークプラグ」と名づけられている。たしかにちょっとは似てる(http://www.koss.com/koss/kossweb.nsf/p?openform&pc^eb^SPARKPLUG)。

スポンジ耳栓と同じ要領で、最初に軽くつまんで細くすぼめてから耳に入れる。そしたら徐々に元の大きさにまで膨らんできて、ぴったりと耳の穴に密着するようになるというわけ。ただこれ、ぼくにはちょっと長すぎるような気がする(大きさ=直径はそれほど気にならない。簡単に縮まるから)。耳の穴がもう少し真っ直ぐで深いひとには、もっとよくフィットするかもしれない。

価格は2000円前後。音はそれなり。他社のものと比べると若干低音が強い気がする。数千円〜1万円超の高級品と比較してはいけません。

KOSS stereophones
http://www.koss.com/