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哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

『抵抗』@岡山


諸事情により本を一頁も読ま(め)ない日々。書き物の仕事もまったくはかどらない。ブログも(ご覧のとおり)スカスカである。

さて、アクシデント(大型で強い台風14号)により急遽停泊した岡山にて『精神分析への抵抗』を発見・購入(@丸善)。新刊書店に並んでいるとは。ラッキー。(アマゾンのマーケットプレイスではなかなかの高値。)

精神分析への抵抗―ジャック・ラカンの経験と論理

精神分析への抵抗―ジャック・ラカンの経験と論理

以前に友人から借りて読んだのだが、そのときにはラカンにおける精神分析理論とエコール(学派=組織=装置)の不可分性の指摘がたいへんおもしろかった。

フロイトの場合、彼の理論と彼のエコールとをとりあえず独立したものとして読み論ずることができる。しかしラカン――とりわけ後期のそれ――の場合、理論とエコールとを切り離して理解することは決してできない。なぜなら(以下略

のちに著者ご本人にお目にかかる機会があり(*)、上記のような感想を述べたところ

だって中にいたしね。(大意)

と、こともなげに言われた。現在、新しい著作を準備中とのこと。楽しみに待ちたい(プレッシャー)。

  • (*)このときは、ご本人のキャラクターのあまりのおもしろさに、二度目の驚きと喜びを味わった(失礼ながら)。

精神分析 (思考のフロンティア)

精神分析 (思考のフロンティア)