哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

言語

犬イディオム そして/あるいは イディオム犬

ハイ、節分の日恒例(嘘)の英語の時間です。英語情報サイト「英語タウン」のメールマガジン「デイリー・イディオム」というのを購読しているんだけど、やっぱり犬がひんぱんに登場する(猫も)。今年になって配信されたものだけでも、こんなに。 イディオム…

サーカスと文化

以前から探していた品切本を、上記マイヤー本といっしょに発見、購入。 ポール・ブーイサック『サーカス――アクロバットと動物芸の記号論』中沢新一訳、せりか書房、1977 うれしい。原題は『サーカスと文化――記号論的アプローチ』(Circus and Culture: A Sem…

明治のことば

斎藤毅『明治のことば――文明開化と日本語』講談社学術文庫、2005 明治のことば (講談社学術文庫)作者: 齋藤毅出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/11メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る こちらは明治賢人研究会の参考文献…

はあ、へえ、ふーん、うん、しまった!

『月刊言語』2005年11月号(vol.34-no.11)、大修館書店特集*感動詞――未開拓の研究領域へフィラー、応答詞など、感動詞の研究が近年活発化してきている。非言語音も用いられるなど言語学的に考察するうえでの難しさもある領域だが、むしろそれゆえにこそ、…

空の言語学

『月刊言語 特集=空の言語学――言語に実体はあるか』vol.34/no.4(2005年4月号)、大修館書店西坂仰氏の論文を掲載。 土屋俊「近代言語学の歴史」 赤松明彦「空の言語学――仏教における「語りえぬもの」」 西阪仰「分散する文――相互行為としての文法」 菅野盾…

府川充男 編纂『難読語辞典』

府川充男 編纂『難読語辞典』太田出版、2005難読語辞典作者: 府川充男出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る鬼才(印刷大魔神)府川充男氏の新作。 無文鳥、妹背鳥、邂逅鳥、子規、杜宇…

橋本治『ちゃんと話すための敬語の本』

橋本治『ちゃんと話すための敬語の本』ちくまプリマー新書、2005ちゃんと話すための敬語の本 (ちくまプリマー新書)作者: 橋本治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 61回この商品を含むブログ (63件) を見る新創刊「…

金田一春彦氏死去

◆金田一春彦氏死去 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040519-00000005-yom-soci 日本語アクセントの研究で知られる国語学者で、エッセーや童謡・歌唱研究など幅広い活動で親しまれた文化功労者、玉川大学客員教授の金田一春彦(きんだいち・はるひこ)さ…