哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

哲学

登場☆週刊ビジスタニュース

おしらせが遅れに遅れてしまいましたが、10月15日に配信されたメールマガジン『週刊ビジスタニュース』に小文が掲載されました。久しぶりに仕事(文章を書いてお金を頂戴する)をした気が……。 山本貴光+吉川浩満「貧困と哲学者」、『週刊ビジスタニュース』…

The Big Typescript: TS 213

Ludwig Wittgenstein, The Big Typescript: TS 213: German-English Scholars' Edition, Blackwell, 2005 Big Typescript: TS 213作者: Ludwig Wittgenstein,C. Grant Luckhardt,Maximilian E. Aue出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2005/08/26メディ…

フーコー・卓球・フーコー

フーコーと卓球の日々。とある仕事のためミシェル・フーコーの作品を渉猟中。とはいえ多すぎる……。論点を絞って『思考集成』から散発的に読む読む読む。その合間に世界卓球2006をテレビ観戦。テレ東さん、地上波中継をありがとう。『ペット大集合!ポチたま…

心脳問題ブックフェア(続報)

三省堂神田本店5階 > 心脳問題ブックフェア開催中!http://sanseido-honten5.hontsuna.net/article/1700083.html まだまだ開催中の「心脳問題ブックフェア」@三省堂書店神田本店(いつ終わるのかぼくも知りません)ですが、「神田本店5階ブログ」さんが同ブ…

心脳問題ブックフェア

ブログの更新も思わず滞るサバス・スラッシュ・サバス(*1)な今日この頃でありますが、久しぶりに明るいニュースです。 (*1)Cf. 人間椅子『二十世紀葬送曲』http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EYFO/tetugakunogek-22 2006年4月6日(木)よ…

Jean-Luc Nancy JAPAN TOUR 2006

※タイトルはイメージです。この4月にフランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy/1940- )が来日します。下記のとおり各地で計5つもの講演会・討論会が予定されています。ストーンズ並みの精力的活動で、ほとんど「Jean-Luc Nancy JAPAN TO…

『MiND』刊行に寄せて☆[本]のメルマガ

おなじみ『[本]のメルマガ』にて、ジョン・R・サール『MiND(マインド)――心の哲学』(山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社、2006)の紹介文を掲載させていただきました。 山本貴光+吉川浩満「『MiND』刊行に寄せて」、『[本]のメルマガ』2006.03.25発行…

『MiND(マインド)――心の哲学』サポートページ

メインサイト「哲学の劇場」に、ジョン・R・サール『MiND(マインド)――心の哲学』(山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社、2006)のサポートページを開設しました。◇哲学の劇場 > 作品 > ジョン・サール『MiND――心の哲学』サポートページhttp://www.logico-phi…

登場☆週刊ビジスタニュース

山本貴光+吉川浩満「哲学書翻訳顛末記――噛み砕けないコトバたち/ホンヤクのコンニャク」、『週刊ビジスタニュース』2006.3.22、ソフトバンククリエイティブhttp://www.sbcr.jp/bisista/mail/ 本日配信のメールマガジン『週刊ビジスタニュース』に、ジョン…

書評掲載☆『図書新聞』

半年ぶりの『図書新聞』登場。 山本貴光+吉川浩満「『脳のなかの倫理』書評」、『図書新聞』第2767号(2006年3月25日号)、図書新聞 『図書新聞』に、マイケル・S・ガザニガ『脳のなかの倫理』(梶山あゆみ訳、紀伊國屋書店、2006)の書評を寄稿しました。…

いつも心に営業を。(*1)

(*1)©id:contractioさん ジョン・R・サール『MiND(マインド)――心の哲学』山本貴光、吉川浩満訳、朝日出版社、2006 マインド―心の哲学作者: ジョン・R.サール,John R. Searle,山本貴光,吉川浩満出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2006/03メディア: 単行…

『MiND――心の哲学』

アマゾンに登録されました。 ジョン・R・サール『MiND(マインド)――心の哲学』山本貴光、吉川浩満訳、朝日出版社、2006John R. Searle, Mind: a brief introduction, Oxford University Press, 2004マインド―心の哲学作者: ジョン・R.サール,John R. Searle…

ジョン・R・サール『MiND――心の哲学』出来

あぁ出そう出そうもうすぐ出ちゃいそうと言いながらなかなか出すことができず、たいへんご迷惑をおかけしました。ついに本日、サールの翻訳本の現物ができてまいりました。 ジョン・R・サール『MiND(マインド)――心の哲学』山本貴光、吉川浩満訳、朝日出版…

Donald Davidson, Truth & Predication

Donald Davidson, Truth & Predication, Belknap Press of Harvard University Press, 2005 Truth and Predication作者: Donald Davidson,Kevin Sharpe出版社/メーカー: Belknap Press発売日: 2005/05/31メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) …

ジョン・R・サール『マインド――心の哲学』(仮)

サール翻訳の話、長いあいだご無沙汰して失礼しております。 John R. Searle, Mind: a brief introduction, Oxford University Press, 2004 Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy)作者: John R. Searle出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (…

デリダの追悼文集

ジャック・デリダ『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』土田知則ほか訳、岩波書店、2006 そのたびごとにただ一つ、世界の終焉〈1〉作者: ジャック・デリダ,土田知則,岩野卓司,國分功一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/01/20メディア: 単行本購入:…

倫理的な脳/脳の倫理(The Ethical Brain/Neuroethics)

マイケル・S・ガザニカ『脳のなかの倫理』梶山あゆみ訳、紀伊國屋書店、2006 脳のなかの倫理―脳倫理学序説作者: マイケル・S.ガザニガ,Michael S. Gazzaniga,梶山あゆみ出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 46…

科学におけるメタファーとエンボディメント

ワークショップ「科学におけるメタファーとエンボディメント」http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/kotoba/ws2006.html 日時:2006年1月14日(土)13:00-17:45場所:東京大学駒場キャンパス16号館8階827教室主催:東京大学21世紀COEプログラム「共生のための国際哲…

インタヴュー・ウィズ・リチャード・ローティ(*)

(*)映画ではありません。 Richard Rorty, Eduardo Mendieta, Take Care of Freedom And Truth Will Take Care of Itself: Interviews With Richard Rorty, Stanford University Press, 2005 Take Care of Freedom And Truth Will Take Care of Itself: Int…

「暴力論争書」第一弾@月曜社

サミュエル・ウェーバー『破壊と拡散』野内聡訳、月曜社、2005 破壊と拡散 (暴力論叢書 1)作者: サミュエルウェーバー,野内聡出版社/メーカー: 月曜社発売日: 2005/11/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 月曜社の…

ベルナール・スティグレール

ルーマン読書会の帰り道で教えてもらった情報。 国際シンポジウム「技術と時間 ハイパー産業時代に立ち向かう哲学――ベルナール・スティグレールの思想をめぐって」2005年12月17日〜19日@東京大学教養学部、日仏会館http://www.nulptyx.com/lec_stiegler.htm…

Ernst Mayr (1904-2005)

現在品切中の2冊を東大ちかくの古書店にて発見、購入。 エルスンスト・マイア『進化論と生物哲学――一進化論者の思索』八杉貞雄、新妻昭夫訳、東京化学同人、1994 マイア進化論と生物哲学―一進化学者の思索作者: エルンスト・マイア,八杉貞雄,新妻昭夫出版社/…

アウシュヴィッツの〈回教徒〉

熱烈に推薦され、「読まなきゃ」と手にとる。 柿本昭人『アウシュヴィッツの〈回教徒〉――現代社会とナチズムの反復』春秋社、2005 アウシュヴィッツの〈回教徒〉?現代社会とナチズムの反復作者: 柿本昭人出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2005/10メディア: 単…

京都より愛をこめて心の哲学

モタモタしてる間にさくさん本が出て困る。ほんと困る... 冨田恭彦『対話・心の哲学――京都より愛をこめて』講談社現代新書、2005 対話・心の哲学 (講談社現代新書)作者: 冨田恭彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/18メディア: 新書 クリック: 7回この…

罪に汚れた過去への愛惜

鬼界彰夫「罪に汚れた過去への愛惜」、『本』2005年12月号、講談社 A氏からのいただきもの。訳者による『ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記』についてのエッセイ。思わず「本体」に手が出そうになるが、しかし今日は無理...◇講談社http://www.kodansha.co.j…

ウィトゲンシュタインのダイアリー

ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン『ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記――1930-1932/1936-1937』イルゼ・ゾマヴィラ編、鬼界彰夫訳、講談社、2005 ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記作者: ル-トヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン,イルゼ・ゾマヴィラ,鬼界…

キャヴェルを待ちながら

先日Caiman Americaに注文したスタンリー・キャヴェルの新刊。 Stanley Cavell, Philosophy The Day After Tomorrow, Belknap Press, 2005 Philosophy the Day after Tomorrow作者: Stanley Cavell出版社/メーカー: Belknap Press発売日: 2005/04/30メディア…

アルノルト・ゲーレンの哲学的人間学

とりあえず邦訳文献を。ルーマンの理解にも役立つかも。 アルノルト・ゲーレン『人間――その本性および自然界における位置』平野具男訳、法政大学出版局、1985 人間―その本性および自然界における位置 (叢書・ウニベルシタス)作者: アルノルトゲーレン,Arnold…

デリダの明日

新宿セミナー@Kinokuniya「デリダの明日:2005年/危機と哲学──国家・政治・文化・想像力」講師:小林康夫×鵜飼哲×西山雄二×萱野稔人日時:11月3日(木・祝)14:00開演(13:30開場)料金:1,000円(全席指定・税込)会場:新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書…

新たなパトナム

ヒラリー・パトナム『心・身体・世界――三つの撚りの綱/自然な存在論』野本和幸監訳、法政大学出版局、2005 心・身体・世界―三つ撚りの綱/自然な実在論 (叢書・ウニベルシタス)作者: ヒラリーパトナム,Hilary Putnam,野本和幸,渡辺大地,岩沢宏和,関口浩喜,入…

「双書 現代哲学」刊行開始

勁草書房より、「最近20年の分析的な哲学の古典を紹介する翻訳シリーズ」である「双書 現代哲学」がスタート。第1回配本は下記のドレツキ本。 フレッド・ドレツキ『行動を説明する――因果の世界における理由』水本正晴訳、勁草書房、2005 行動を説明する―因果…

エミール・ブレイエさん、ご無沙汰してます

エミール・ブレイエ(*)のストア哲学研究書が近々刊行されるとのこと! 月曜社ウェブサイトの近刊情報より。 (*)既訳は『哲学の歴史(1〜3)』(筑摩書房)、『現代哲学入門』(岩波新書)くらいかな。 エミール・ブレイエ『初期ストア哲学における非物体…

スタンリー・キャヴェル、邦訳刊行

スタンリー・カベル『センス・オブ・ウォールデン』齋藤直子訳、法政大学出版局、2005 センス・オブ・ウォールデン (叢書・ウニベルシタス)作者: スタンリーカベル,Stanley Cavell,齋藤直子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2005/10メディア: 単行本 …

デリダの明日(はどっちだ?)

新宿セミナー@Kinokuniya「デリダの明日:2005年/危機と哲学──国家・政治・文化・想像力」講師:小林康夫×鵜飼哲×西山雄二×萱野稔人日時:11月3日(木・祝)14:00開演(13:30開場)料金:1,000円(全席指定・税込)会場:新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書…

公開シンポジウム「ケアと自己決定」

東京大学大学院人文社会系研究科21世紀COE研究拠点形成プログラムによる公開シンポジウム。 公開シンポジウム「ケアと自己決定」日時:2005年11月26日(土) 13:00-場所:東京大学医学部2号館本館 大講堂提題者:立岩真也(社会学/立命館大学) 川本隆史(社…

2005年のラッセル論

三浦俊彦『ラッセルのパラドックス――世界を読み換える哲学』岩波新書、2005 ラッセルのパラドクス―世界を読み換える哲学 (岩波新書 新赤版 (975))作者: 三浦俊彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/10/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 28回この商品…

怒りについて

怒りを治す最良の薬は「引き延ばし」である。このことを最初に怒りに要求すべきであるが、それは相手を許すためではなく、判断するためである。怒りの最初の衝撃は激しいが、待つならば静まることになる。また、それを一挙に全部取り去ろうとするのもよくな…

ドゥルーズ――KAWADE道の手帖

『KAWADE道の手帖 ドゥルーズ――没後10年、入門のために』河出書房新社、2005 ドゥルーズ KAWADE道の手帖作者: 河出書房新社編集部出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/21メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (23件) を…

デリダ、サール、絓秀実

絓ゼミにて「デリダ‐サール論争」の紹介とコメント。 ジャック・デリダ『有限責任会社』高橋哲哉、宮崎裕助、増田一夫訳、法政大学出版局、2003 有限責任会社 (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,高橋哲哉,宮崎裕助,増田一夫出版社…

セクストス・エンペイリコス本

こんな本が出ていたとは……。知らなかった。 田中龍山『セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想――古代懐疑主義をめぐる批判と回答』、東海大学出版会、2004 セクストス・エンペイリコスの懐疑主義思想―古代懐疑主義をめぐる批判と回答作者: 田中竜山出版社…

on John R. Searle(ジョン・R・サール)

◇UC Berkeley > Professor John Searle - 教員プロフィールhttp://socrates.berkeley.edu/~jsearle/◇Professor John Searle > Bibliography - Wordファイルhttp://socrates.berkeley.edu/~jsearle/biblio.doc◇Professor John Searle > Photos - 写真(Octobe…

人格の同一性

新刊ならぬ旧刊情報。サール『Mind』における「人格の同一性」(Personal Identity)についての訳文検討のお伴に。 シドニー・シューメーカー『自己知と自己同一性』菅豊彦、浜渦辰二訳、勁草書房、1989 シドニー・シューメイカー、リチャード・スウィンバー…

真理の探究

書店で少し立ち読みしてみて、やっぱりじっくり読んでみたい気になった。布団の中で。 村上勝三編『真理の探究――17世紀合理主義の射程』知泉書館、2005 真理の探究―17世紀合理主義の射程作者: 村上勝三出版社/メーカー: 知泉書館発売日: 2005/06メディア: 単…

『社会研究の哲学』読書会

John Hughes and Wes Sharrock, The Philosophy of Social Research (Third Edition), Longman, 1997 The Philosophy of Social Research (Longman Social Research Series)作者: John A. Hughes,W. W. Sharrock出版社/メーカー: Routledge発売日: 1997/12/1…

再登場☆『図書新聞』

約一年ぶりの『図書新聞』登場。 山本貴光+吉川浩満「カトリーヌ・マラブー『わたしたちの脳をどうするか――ニューロサイエンスとグローバル資本主義』書評」、『図書新聞』第2741号(2005年9月10日号)、図書新聞 『図書新聞』に、カトリーヌ・マラブー『わ…

『社会研究の哲学』読書会

John Hughes and Wes Sharrock, The Philosophy of Social Research (Third Edition), Longman, 1997 The Philosophy of Social Research (Longman Social Research Series)作者: John A. Hughes,W. W. Sharrock出版社/メーカー: Routledge発売日: 1997/12/1…

『科学哲学』@文庫クセジュ

著者ドミニック・ルクールについては、『ポパーとウィトゲンシュタイン――ウィーン学団・論理実証主義再考』(国文社)、ガストン・バシュラール『科学認識論』(白水社)の編集、それにジャック・ブーヴレスが投げつけた強烈な皮肉(『アナロジーの罠』の註…

サール『Mind』翻訳/エディ・ヴァン・ヘイレン紀元

昨日は相棒(id:yakumoizuru)と進行中の単行本翻訳について、出版社の方々と久しぶりに打ち合わせをした。いよいよだなぁ、と身が引き締まる思いである(ついでにボディも引き締まってくれたら一石二鳥なのだがそうは問屋が以下略)。目下鋭意翻訳中の本と…

哲学者の誕生 etc.

新刊、近刊情報。以下、気になるものをいくつかピックアップ。 納富信留『哲学者の誕生――ソクラテスをめぐる人々』ちくま新書、2005 哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々 ちくま新書 549作者: 納富信留出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/08/08メディア…

Walking the Tightrope of Reason

出先から更新。哲学棚をぶらぶらしていたら、ひときわ鮮やかなブルーの装丁が目にとまった。帯には「おっとっと!」という文句。 ロバート・フォグリン『理性はどうしたって綱渡りです』野矢茂樹、塩谷賢、村上祐子訳、春秋社、2005 理性はどうしたって綱渡…