哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

人さまざま

Q「あなたに最も影響を与えた人物はどなたですか?」

※ザ・インタビューズより転載。サービスの人気が下火になったころに回答して申し訳ありません。わたしの人格や思想の形成に大きく作用した人物ってことですよね。とくにこれといった人物は思い当たりません。親などからは多大な影響を受けているはずなのです…

カントクと呼ばれた日

DIJ(*)な日々。メチャクチャである。 (*)ドキドキするようないかれた人生©Blankey Jet City気分転換にマッサージでもしてもらおうと、朝から雨の降りしきる近所の商店街に出かけていった。しかし残念ながら、いつもお世話になっているマッサージ師さんは…

卓球部サーガ――モッチャンとタイタニック

久しぶりにモッチャンのことを書いてみようと思い立った。モッチャンとは高校時代の同級生。また高校卓球部の仲間でもあった。彼について書くのはこれで3回目になる。前回はいつだったかと調べてみたところ、奇遇にも、今日からちょうど1年前の2005年4月14日…

老紳士@三省堂書店神田本店5F男子トイレ

先日おしらせした「心脳問題ブックフェア」(*1)の様子をコッソリ偵察するべく、三省堂書店神田本店に出かけた。 (*1)哲劇メモ > 心脳問題ブックフェア@三省堂書店神田本店5階http://d.hatena.ne.jp/clinamen/20060409/p1 遠くからフェアの平台を眺めて…

24 Carat Purple

早起きできたので仕事。なつかしい音楽を聴きながら。 *-*はじめて聴いたディープ・パープルのレコードは、『24 Carat Purple』という企画盤(ベスト盤)だった。 Deep Purple, 24 Carat Purple, 1975 24 Carat Purpleアーティスト: Deep Purple,Mini Paper …

シャチホコ・カンバセイション・ピース

少し前に名古屋に行った。もうみんな忘れてしまったようだけれど、万国物産展が開催中であった。わたしは「万博」なるものにまったく縁も興味もなかった――大阪にも、つくばにも――のだが、せっかくなのでちょっと顔を出してみたくなったのである。やはり自分…

伯父の「帰国」運動

(カリスマ)編集者A氏が、ある書評の存在を教えてくれた。 野村進「書評――『帰国運動とは何だったのか――封印された日朝関係史』」、『朝日新聞』2005年7月10日号http://book.asahi.com/review/TKY200507120272.html 評者は、名著『コリアン世界の旅』の野村…

リング

中2の夏だったと思う。不良のNくんCくんと3人でバスフィッシングに出かけた。バスフィッシングとは、ブラックバスという魚をルアーと呼ばれる疑似餌で釣ること。われわれはブラックバスを求め、しばしば隣県のY池までチャリンコを飛ばしたのである(詳しくは…

はじめてのツーリング

わたしがはじめてツーリングをしたのは前世紀末の199x年のこと。ここでツーリングとは、「単車で遠出をすること」という程度の意味。単車を手に入れて間もないころ、一通のメールを受け取った。メールの主はAさんとしておこう。そこには簡単な自己紹介と、ツ…

卓球部サーガ――モッチャン赤禍事件

高校時代の同級生であり卓球部の仲間であったモッチャンについてお話しします。http://d.hatena.ne.jp/clinamen/20050216#p1 第2回をお届けする。◇連載第1回 → [随想][人さまざま] 卓球部サーガ――モッチャンつまみ事件 *-*モッチャンはワイルドな男であった…

世界最高の技

ポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキ(Krzysztof Kieslowski, 1941-1996)に、『偶然』(Przypadek, 1981)という作品がある。ワルシャワ行きの列車に飛び乗ろうとした主人公ヴィテクがたどる、3通りの「もし...だったら」の運命を描いた長篇…

チリンチリン

近所のオープンキャッフェーでコーヒーを飲んでいたら、チリンチリンと自転車のベルの音が聴こえてきた。音はしだいに遠のいていく...わけでもなければ近づいてくるわけでもない。ずーっと同じ場所で鳴っているようなのだ。なんだろうと気になって外を見やる…

卓球部サーガ――モッチャンつまみ事件

高校時代の同級生であり卓球部の仲間であったモッチャンについてお話しします。モッチャン話の語り部はわたくししかいない、もしわたくしに万が一のことがあればモッチャン話がこの世から消えてなくなってしまう(*1)……この数年間、そんな強迫観念に駆られ…

合作という方法――エラリー・クイーンの場合

エラリー・クイーン『クイーン談話室』谷口年史訳、国書刊行会、1994クイーン談話室作者: エラリークイーン,Ellery Queen,谷口年史出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1994/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るぼくが上記K…

サー問題

「サー」この日午前10時3分、女子ダブルスの初戦で福原の2005年初「サー」が飛び出した。第1セット、8―9から相手がミスして、9―9になった時だ。その後も、福原は「サー」を繰り返した。第1セットは取られたものの、3セットを連取し、逆転勝ち…

Yからの手紙

Forwarded by Hiromitsu Yoshikawa------------------- Original Message -------------------From: Y To: Hiromitsu Yoshikawa Date: Sat, 04 Sep 2004 03:30:26 +0900Subject: (untitled)----吉川浩満様返事が遅くなり申し訳ない。御本をありがとう。あの…

あんただれ?

先日、さまざまな方々がYahoo!メッセージャーを通してお寄せくださるヘンテコリンなお便り(少なくともわたくしにとっては)をご紹介しました。 [雑記] 3P(2004年12月10日)http://d.hatena.ne.jp/clinamen/20041210#p1 でも数がいちばん多いのは、なんとい…

3P

Yahoo!メッセージャーというソフトを使っている。いわゆる「インスタント・メッセンジャー」(*1)というやつである。使ってるのはいいんだけど、わたくしのIDの文字数が少なく綴りもありふれたものであるためか、もう毎日まいにち見知らぬ人びと(*2)から…

ビビンバボウル

※左:ビビンバ※右:ボウル誠に勝手乍ら回想させて頂きます。先日、友人からボウルでカレーを食らう話を聞いた。それで思い出したことがあるので、ここに書きとめておこう。あまり知られていないことだが、わたくしもボウルには格別の執着があるのであるので…

感想

※写真はイメージです。(*1)禁煙破りのタバコは安らぐなぁ。めずらしく風邪をひいてしまい、今日はずっと寝ていた。可及的速やかに熟読玩味しなければならない本が何冊もある(含カント三批判書)のだが、ほんの一頁も読めなかった。じゃあ半頁は読んだのか…

鎧と夢

※左:「中世の鎧」。 ※中:冷酒かい!ってくらいなみなみと注がれた「お冷や」。 ※右:トイレで見かけた「グラマー☆エンジェルス」。哲劇ミーティング。 新宿の「珈琲西武」で待ち合わせる。なぜこの喫茶店が好きなのかといえば、もちろん珈琲がうまいからで…

パンケーキ

前回の雑記(*1)でシュガートーストのことを書いていたら、パンケーキ事件を思い出した。あまり知られていないことだが(*2)、わたくしが冗談・揶揄・からかいを抜きに安んじて「先生」と呼べる人物は、学生時代からの恩師であるA先生のみである(以下、端…

シュガートースト

えっへん。 あまり知られていないことだが(*1)、わたくしは「シュガートースト」なる食物がけっこう好きである。といっても、味にたいして強いこだわりがあるわけでもない。コンビニに置いてあるような、安物の食パンに安物の砂糖をまぶした安物のマーガリ…

福原愛 vs ミャオ・ミャオ

(事前注意:オチはありません)テレビでアテネ・オリンピック卓球女子シングルス2回戦を観る(*1)。 日本の福原愛選手(15歳)とオーストラリアのミャオ・ミャオ(*2)選手(23歳)の対戦。福原氏は「愛ちゃん」の愛称で親しまれる天才卓球少女で、これが…

有山達也さん=講談社出版文化賞

id:yakumoizuru:20040524#p1より引用 今日は、講談社出版文化賞授賞式。『心脳問題』(朝日出版社)の装幀をてがけてくださった有山達也さん(アリヤマデザインストア)が、日比野克彦『100の指令』(朝日出版社、2003/08、amazon.co.jp)でブックデザイン賞…

びっくりさせない方法

私の祖母は、浴槽に注いだお湯を止めるのをいつも忘れてしまう。私がまだ実家で祖母と一緒に暮らしていた時分、このことは私にとって何よりも大きな悩みの種であった。水道代やガス代が惜しいわけではない。そうではなく、お湯がいっぱいにあふれていること…