哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

2005-08-10から1日間の記事一覧

外で缶詰

無事に昼間に起きられたことだし、外に出かけて喫茶店で仕事をする。喫茶店だし人から強制されているわけでもないのでじつは缶詰でもなんでもないのだが、いちおうセルフ缶詰のつもりで。『新教養主義宣言』の序文(「プロローグ――心ときめくミームたちをも…

エピソード記述

とにかくタイトルが気になってしかたがない。 鯨岡峻『エピソード記述入門――実践と質的研究のために』東京大学出版会、2005 エピソード記述入門―実践と質的研究のために作者: 鯨岡峻出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2005/08メディア: 単行本購入: 4…

サラ・コフマン讃

わたしにとってサラ・コフマンとは、フロイト論のサラ・コフマンではなく、またニーチェ論のサラ・コフマンでもなく、はたまたフェミニズムのサラ・コフマンでもなく、『窒息した言葉』のサラ・コフマンであった。理由は簡単で、『窒息した言葉』にはおおい…